来春公開の映画『縁側ラヴァーズ』の完成披露上映イベントが、11月24日に東京・目黒区民センターホールにて開催され、キャストの松田岳、三山凌輝、笹翼、秋葉友佑が登壇した。
今野恭成が監督を務める同作は、縁側を舞台に縁側を愛する男たちが紡ぐハートウォーミングストーリー。自らの人生に悩む男たちが、日本家屋の縁側での他愛ない会話から徐々に心を通わせるさまが描かれる。
この日のイベントに登場したのは、塾講師の佐々木諒役を務める松田岳。仕事に疲れ、佐々木とともに縁側生活を送る元エンジニアの多井幸雄役を務める三山凌輝。縁側生活に憧れ仕事から逃げてくるアパレル店員の白鳥祐一役・笹翼。逃げた白鳥を追って縁側へやってくる白鳥の上司・滝沢太郎役の秋葉友佑の4名。
本編上映後に行われたトークセッションで、松田は「観ていただくお客様がいて初めて作品は陽の目を浴びる、という言葉があるように、今この映画“縁側ラヴァーズ”完成したなと思って、感動いたしました」と現在の心境を述べた。
上映イベントは東京に先がけて11月16日にも大阪で開催されており、三山は「東京のお客様って、笑うところがちょっと違ったりして、それも新鮮でした」とコメント。笹は、出演者ならではの視点で「やっている側だからこその笑い、見ている側だからこその笑いみたいなズレも、二度楽しんでいるみたいな感じで見させていただきました」と客席の反応を楽しんだ様子を見せた。
秋葉は「2回観ると“このシーン大変だったな”とかそういう想いで、そこを観て笑っていただいたりリアクションがいただけると、ほんとにうれしいなという感じです」と振り返った。
同作の注目のシーンについて聞かれた笹は、「僕ダセーことしてるのが一番似合うんですよ」と自信満々に発言。劇中でのコミカルなシーンについては「素でやってるように見えて結構わざとやってて」と明かし、「ダセーところ、(“笹翼”にかけて)“ダサ翼”をいっぱい見てほしい」と会場を笑わせた。同じく見どころについて、多井役を務める三山は「もがきながら社会に復帰しようとしているところから、最後に多井なりの幸せを分かち合うシーンを見てほしい」とアピールした。