『メタルギアソリッド』などのヒット作により、国内外で高く評価されているゲームクリエイター・小島秀夫(56)のPS4最新タイトル『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』が、11月8日に発売となった。ゲームファン待望の大作に好評の声が続出している。
作品の舞台は“デス・ストランディング”という現象によって人類が分断され、孤立してしまった世界。プレイヤーは“伝説の運び屋”サム・ポーター・ブリッジズを操り、さまざまな物資を配達することで世界を再び繋ぎとめていく。
作中には触れた者を老化させる「時雨(タイムフォール)」や死の世界と繋がっている「BB(ブリッジ・ベイビー)」など、SF的な設定が多数登場。他のプレイヤーが設置したオブジェクトなどがオンラインで共有される“ストランド・ゲーム”という画期的な仕様も導入されている。
謎めいた世界観や美しくリアルに構築されたフィールドに、多くの人が心を動かされた様子。ネット上では「間違いなく神ゲー。小島監督は天才だと思う」「世界観の構築が緻密で没入感がすごい。プレイできる映画って感じがする」「世界観、映像、音楽、何もかも最高」といった反響が続出。「昨日、夢の中でも登山してた……」「ゲームの域を超えてる」「家に帰って早く続きがしたい」といった声もあった。
また実在する俳優が登場人物のモデルを務めているのも同作の特徴。主人公のサム役を人気ドラマ「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダスが演じている他、“北欧の至宝”と呼ばれるマッツ・ミケルセンや『007 スペクター』のレア・セドゥといった世界的な役者たちが集結したことで話題を呼んでいる。
「小島監督はもともとコナミに所属するゲームクリエイターでしたが、2015年に独立しゲーム開発スタジオ『コジマプロダクション』を立ち上げました。独立後、第1作目となる『デス・ストランディング』は発表すぐから世界中のファンの間で最注目の作品となりました。発売日以降、プレイヤーからのプレイ報告がネットには多数上がっていますが、いまだどのようなゲームなのか全貌がつかめていない人がほとんどのはず。実際にプレイして、その世界観にどっぷり浸かるより方法はないのかもしれません」(ゲームライター)
同作はプレイステーション4用ソフトとしてリリースされたが、今後はPC版も発売される予定。小島監督が「メタルギア」シリーズの後にどんな世界観を作り上げたのか、ぜひチェックしてみてほしい。