■陳内「２人の成長見てると“いいな～！”って
ーー１年ぶりの舞台ですが、前回よりも成長したと感じる部分はありますか？
生駒：難しい舞台に連続で出演して、声の出し方を学んだり殺陣を教わったりとか、経験値が一気に上がったなって思ってます。だからこそ、前回の『ヨナ』のときにはなかったような余裕が自分の中にあって、何かしらの壁にぶつかることは人間なら誰でもあると思うけど、“それが楽しいな”って思えるようになりました。
矢部：前回の『ヨナ』のときは芝居の経験も少なく、演出の大関（真）さんにビシビシと鍛えていただいて、台本の読み方とか発声の仕方とかをイチから学んだんです。それで『ヨナ』を皮切りに、さらにたくさんの舞台に出させてもらうようになったので、そういう意味でだいぶ、そうですね。変わったと思います！
陳内：前回はストーリーをなぞるというか、ストーリーを全うすればスウォンの人物像が分かるように描かれていたんですが、今回は心と裏腹な表情やセリフが多くて、バランスが（難しい）。そのまま演じても、作りすぎてもダメなんです。その“難しさ”を知れたことが前回よりも成長したところですかね。役者ってやっぱり難しいなって感じてます。
ーー他のキャストの印象はどうですか？ 変わった部分は感じますか？
生駒：まーくん（矢部）は“余裕出てるな～”って。殺陣でもヒイヒイ言ってたのにね（笑）
矢部：まあそうですね、心の中では今もヒイヒイ言ってますけどね（笑）。いこちゃん（生駒）は、前回よりもますますヨナらしくなった。今回、後輩のキャストが何人も出演するんですが、その子たちにアドバイスをされていて“カッケーな～”って思いましたね！
生駒：人に芝居のことを言うなんて……。いや、それぞれ人が作るものに対して自分の考えを押し付けるってことだから。だから、極限まで（自分の中で）待って、ＧＯ（アドバイス）しました。“言おう！”って（笑）
ーー座長らしい一面ですね。矢部さんから見た陳内さんはどうですか？
矢部：そうですね～、ちゃんじん（陳内）は本当にいい意味で変わらない。“やっぱりすげーな～”って。僕の中で陳内さんを勝手に芝居の師匠にしてるんですが、見るたびに“この人の芝居、えげつないな～”って思います！ 本当に尊敬しています。
生駒：ミルクボーイたちも「カッケー」って言いながら見てたよね。（※『Ｍ！ＬＫ』の塩崎太智、曽野舜太、山中柔太朗）
矢部：そうなんですよ！ 本読みの段階でＭ！ＬＫのメンバーが僕の隣に座ってたんですけど、ちゃんじんがしゃべった瞬間に「カッケー！」って。いやいや、「今、本読み中だから！」ってツッコんだんですけど（笑）
陳内：うれしいですね～。とはいえ、１年経て２人ともすごく成長されてて。さっき、まさきは僕のことを「いい意味で変わらない」って言ってくれましたけど、僕は何か成長できてるのかなって２人の成長を見てると思いますね。「いいな～！」って（笑）
生駒・矢部：（笑）
陳内：昨年はまさきの頭にハテナマークがいっぱい出てるところを見てたんです。それが、１年経て「はい、分かりました！」って（監督に）すんなり言ってるところを見たりすると“かっこいいな～”って思います。１年でこんなに成長するんだって。生駒ちゃんは、前回とは違って弟チームを引っ張るヨナなんです。座長として舞台を引っ張りながら、違った立場のヨナをしっかり演じきっていて“すごいな～”って思ってます。
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