7月10日、任天堂のゲーム機『Nintendo Switch』の携帯モードに特化した「Nintendo Switch Lite」が、9月20日に発売されることが急きょ発表された。何の前触れもなく発表された新型ハードに、ネット上では「タイミングにびっくりした」と驚きの声が上がっている。
同ハードは「Nintendo Switch」の小型版で「小さく、軽く、持ち運びやすい」のが特徴。ドックを使ってテレビと接続できる「Nintendo Switch」と違って携帯モード専用となり、Joy-Conと呼ばれる取り外し式のコントローラーも付属していない。
希望小売価格は通常版より1万円安い1万9980円(税別)。遊べるソフトは「携帯モードに対応していること」が条件となるが、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『スーパーマリオ オデッセイ』などの人気タイトルも含まれている。
「『Nintendo Switch』小型版の情報は、以前からいくつかのメディアでリークされてきました。ただ発売時期については確定しておらず、6月に行われたイベント『E3 2019』でも触れられなかったことで、しばらくは先の発売になると予想されていたんです。にもかかわらず、10日の夜に突如、公式サイトやツイッター、Youtubeなどで事前告知もいっさいなく発表されました。完全に意表を突かれたかたちです」(ゲーム誌ライター)
ファンの中には11月15日発売の『ポケットモンスター ソード・シールド』に合わせてリリースされると予想する人も多かった様子。「携帯用Switchはポケモンに合わせて出ると思ってたけど、9月発売はかなり早いな!」「正直驚いたけど、ポケモンのために本体買う予定だったからすごくありがたい」「ポケモン発売に向けて完全に先手を打ってきたな」といった反響が上がっている。
「『ポケットモンスター ソード・シールド』は7月12日が予約開始日なので、今回の新ハード発表によってブーストをかけたのかもしれません。新作に登場する伝説のポケモンをデザインに取り入れた『Nintendo Switch Lite ザシアン・ザマゼンタ』の発売が発表されたことからも、ポケモンファンを強く意識していることは間違いないでしょう」(前出のゲーム誌ライター)
予約は8月30日とまだ先だが、新ハード発表に期待の声が高まっている。期待携帯ゲーム機の新時代が始まりそうだ。