西島秀俊
西島秀俊

 西島秀俊(48)と内野聖陽(50)がカップルを演じるテレビ東京系の深夜ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。ベテラン俳優2人によるイチャイチャ演技が毎回話題を集めているが、劇中で出てくる家庭料理も「飯テロ」とSNSで盛り上がりを見せている。

 同ドラマは、“シロさん”こと弁護士の筧史朗(西島)と“ケンジ”こと矢吹賢二(内野)の2人の日常生活を描いた作品だが、見どころはなんといってもシロさんによる料理シーン。テレビ東京が得意とする“飯ドラマ”の作品で、よしながふみ氏による原作マンガに登場するメニューをそのまま再現しており、毎回ツイッターではトレンドに上がるほどの人気に。

 残念ながら先週5月31日は放送が休止され視聴者から「きのう何食べたロス」の声を集めたが、6月7日は2週ぶりの放送となる。そこで今回は過去の「美味しそう!」と人気の高かったメニューベスト3を振り返ってみたい。

 まず第3位は、記念すべき第1話に登場した「鮭とごぼうの炊き込みごはん」。これは、価値観の違いでケンカをしてしまった2人が、なんだかんだでその晩に仲直りをして、同じ食卓を囲むという場面で出てきたもの。シロさん得意のメニューで、ケンジも「すっごいおいしいー!」とニコニコ。その満面の笑顔で、「ケンジがめちゃくちゃかわいい」「こんなにかわいいおじさんいない!」とSNSを大盛り上がりさせたシロさんのデビュー料理だ。

 作り方は、米をとぎ、水の分量を調味料分お玉二杯抜き、酒と醤油をお玉一杯分ずつ入れる。そこに昆布と生鮭を投入。ごぼうをささがきして入れていく。ごぼうのアクはポリフェノールだから、水にさらさないのがポイント。さらに舞茸をほぐして入れたら炊飯開始。炊きあがったら鮭を取り出してほぐし、昆布も刻んで再度投入。軽くいりごまを入れたら出来上がり。

 大変簡単に出来るが、ケンジ級の笑顔を引き出すおいしさ。生鮭が面倒ならば、鮭フレークを代わりに投入してもおいしく出来るので、ぜひ気軽に作りたい。

 次に紹介したいのは第4話に出てきた「クリスマス限定メニュー」。これはシロさんとケンジが一緒に暮らすことになった初めての夜に作った思い出のメニュー。シロさんが毎年のクリスマスに作っているという、ラブラブすぎるスペシャル料理だ。

 ラインナップは「ほうれん草入りのラザニア」「明太子サワークリームディップとバゲット」「鶏肉の香草パン粉焼き」「ツナサラダ」と記念日メニューらしい盛りだくさんな内容。SNSではラザニヤのとろりと溶けるチーズのビジュアルに釘づけになったという視聴者が多く、速攻でツイッターにトレンド入りした。

 今回はこの中から、一番簡単に試せる「明太子サワークリームディップ」を紹介したい。作り方はごくごく単純で、サワークリーム100グラムに、ばらした明太子ひと腹分を混ぜ込むだけ。

 バゲットに塗って食べたら無くなるまで食べ続けてしまうほどの美味しさで、簡単なのに満足度が高い。しかしサワークリームを扱うスーパーは少なく、SNSでも「作りたいけどサワークリーム売ってない」と悩んでる人も少なくなかった。そこで試したいのが、クリームチーズにレモン汁を一滴垂らしてサワークリームの代用品を作るという打開策。そこに明太子を混ぜ込み、おろしにんにくとコショウを少々加えるアレンジもおすすめ。ぜひ試してみてはいかがだろうか。

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