日本が誇るテレビゲームとして、誰もが知っているであろう国民的タイトル『ドラゴンクエスト』。その最新作となる『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(スクウェア・エニックス)が、7月29日に発売されます。プレイ感の異なるプレイステーション4版とニンテンドー3DS版が同時にリリースされることもあり、ゲームファンの間で特に大きな期待を集めています。
『ドラクエ』シリーズといえば、多くのプレイヤーを熱狂させた名作ぞろい。そこで今回は、歴代シリーズを知る30代40代のゲームファン100人に「『ドラクエ』シリーズの中で一番好きなタイトル」を聞いてみました。
第3位(17%)は、1986年に発売された初代『ドラゴンクエスト』。家庭用ゲーム機では、まだ「RPG(ロールプレイングゲーム)」が珍しい時代に登場しました。経験値によるレベルアップ、“復活の呪文”によるゲーム再開など、当時のプレイヤーには目新しいシステムがてんこ盛り。150万本を売り上げる大ヒットゲームとなりました。
初代『ドラクエ』を選んだ人からは「初めて出会った本格的RPG」(43歳男性)、「RPGを広めた元祖だと思う」(46歳男性)、「すべての原点だから」(44歳男性)などの意見が。初めてプレイしたRPGとして、今でも強く印象に残っている人が多かったようです。
続いて、第2位(25%)は、1988年に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』でした。シリーズ三作目となる本作は、『ドラクエ』『ドラクエII』とストーリーがつながる“ロト三部作”の完結編。発売日には、日本中の量販店に大行列ができるほどの人気で、社会現象にもなりました。ゲームシステム面では、自由なキャラクターメイキング、転職システム、バッテリーバックアップ機能などを採用。子どもだけでなく、ふだんゲームをしない大人まで夢中にさせた傑作です。売り上げ本数は、初代『ドラクエ』の倍以上となる380万本を記録しました。
そんな『ドラクエIII』を選んだ人からは「自分で仲間や職業を選択でき、一番印象に残ったゲーム」(41歳男性)、「転職というシステムが面白かった」(43歳男性)など、転職システムの“斬新さ”を理由に挙げる人が多数。『ドラクエ』『ドラクエII』を含め、“ロト三部作”の物語を絶賛する人もいました。