■まさかの“婚約破棄モノ”だった!? 泥臭く戦い抜く姿が熱い『ロメリア戦記』
『ロメリア戦記』は、2019年から連載中の有山リョウ氏によるライトノベル『ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~』を原作とするアニメ作品。物語は、ライオネル王国の王子アンリ・レウス・ライオネル率いるパーティーが魔王を倒す場面から始まった。
その第1話では、魔王討伐に参加しながら目立った活躍をしなかった伯爵令嬢ロメリア・フォン・グラハムが、王子のアンリから婚約破棄を言い渡されるという意外な展開が描かれる。その後彼女は、いまだに魔物に苦しめられている人々のため、自ら軍隊を組織するという目標を掲げることになる。
戦場に立つロメリアは、戦闘スキルこそ低いものの、味方に幸運や好調を、敵には不運や不調をもたらす「恩寵」の力を持っている。敵を直接制圧できるような派手な能力ではないからこそ、知識や交渉力を武器に人々を動かし、隊員たちと信頼関係を築いていくのだ。
戦略や陣形を駆使して軍隊を強くしていく過程や、隊員それぞれの心理や成長を掘り下げた泥臭くも熱い人間ドラマが見どころ。SNSでは「ロメリア有能でたすかる」「ちゃんと戦記ものって感じでいいね!」と、本作ならではの魅力を高く評価する声が寄せられた。
いわゆるチート能力で無双する作品とは一線を画す、戦略と人間描写が光る戦記ファンタジー。放送前のイメージをくつがえした完成度の高さで、ネット上では「覇権候補筆頭」の声もあがっているほど。これから、さらに話題を集めそうな今期のダークホース的な作品となりそうだ。
■「魔女」と「騎士」の不器用な恋愛に悶絶必至!? 『どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。』
最後に紹介するのは、2019年から掲載開始された六つ花えいこ氏の同名小説を原作とする『どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。』だ。
主人公は、薬作りを生業とする魔女のロゼ。ある日、ひそかに片思いしている騎士ハリージュから「惚れ薬を作ってほしい」と依頼される。彼が惚れ薬を好きな人に使うと思い込んだロゼは、少しでも彼との時間を過ごすため、必要な材料を小出しにして薬の完成を引き延ばそうとする。
ハリージュが訪ねてくるようになって身なりを気にし始めるロゼと、生活力の乏しい彼女の暮らしを気遣うハリージュ……。出会いを重ねるうちに2人の距離は少しずつ縮まっていき、魔法薬を仕入れるために訪れた商人・ティエンとロゼの親しそうな姿に、ハリージュが嫉妬心を抱く様子も描かれた。
第3話では、惚れ薬の真の依頼主は、ハリージュが仕えるマルジャン国の王女・ビッラウラだったことが判明。ハリージュ自身が惚れ薬を必要としているわけではないことが視聴者に示され、今後はロゼが想いを伝えられるかに注目が集まっている。
美しいキャラクター描写や風景、薬瓶のような小物に至るまで、映像クオリティの高さでも視聴者の目を引く。SNSでは「予想を上回る作画で毎週楽しみ」「人物作画に艶がある」「神作画だな」など、アニメ自体の映像クオリティを絶賛する声が多い。繊細な作画と甘酸っぱく、じれったい恋愛模様が光る、今期のダークホース候補といえるだろう。
無双系から戦記モノ、ラブストーリーなどジャンルは異なるものの、それぞれの持ち味を活かした物語で視聴者を引き込んでいる3作品。まだ見ていない人も決して遅くはないので、今からでも視聴してみてはいかがだろうか。
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