イラストレーター・ナガノ氏が描く人気漫画『ちいかわ』が原作の劇場版アニメ『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の興行収入が184億円を突破。観客動員数は1265万人を超える大ヒットを記録している。
『ちいかわ』は2022年から『めざましテレビ』(フジテレビ系)内でアニメが放送されていることもあり、映画をきっかけに配信サイトなどでアニメを見返している人も多いだろう。
しかしアニメの尺は1話あたり1~2分程度とかなり短い。突然ピンチな状況から始まったり、前回出てきた設定や単語が説明されることがなかったりと、順に追っていないと視聴者が置いてきぼりになるケースも少なくない(もちろん細かい状況は不明でも、キャラクターのかわいらしさでなんとなく物語を楽しむことはできるが)。
そこで今回は、『ちいかわ』がX(当時はTwitter)に初めて登場した2020年から原作をリアルタイムで追いかけている筆者が、映画から入った人やアニメは飛ばし飛ばし見ているという人に向けて、「これだけはとりあえずチェックしておきたい」頻出設定を紹介していきたい。
※本記事にはアニメ『ちいかわ』の内容を含みます。
■ちいかわの世界に欠かせない「労働」
まず、ちいかわたちの世界で生きていくのに切り離せないのが「労働」だ。労働にはいくつか種類があり、キメラと呼ばれる異形のものを倒す「討伐」や、危険な草を見極めることが重要な「草むしり」、白いふわふわを夜勤で集める「採取」、中にはレモンの「シール貼り」といった現実的な仕事もある。
ちいかわたちは、こういったさまざまな日雇い労働で日銭を稼ぎ、生活費に充てている。どの労働をするかは毎日早い者勝ちのようで、「労働の鎧さん」がベルを鳴らしながら皆を集め、仕事を斡旋している。アニメでは第18話が初出だった。
アニメには、ちいかわたちが労働をするシーンが何度も登場。一仕事終えたあと、報酬の入った巾着袋を手にご飯を食べにいく描写も多い。ちいかわたちが手に巾着を持っている時は「労働、お疲れ様」と心の中で労ってあげよう。
さて、労働の中には資格が必要になるものもある。代表的なのが「草むしり検定」だ。アニメでは第57話から第63話までが、この「草むしり検定」のエピソードとなっている。
ちいかわは、アニメの中でよく分厚い本を片手にうなりながら勉強をしているが、手にしているのは「草むしり検定」の参考書だ。元々ハチワレと一緒に受験し、ハチワレだけ一発合格したことで、ちいかわは再受験に向けて勉強を続けている。ちなみに2人が受験したのは5級なのだが、うさぎはその時点で3級を持っていた。言葉を話さないため意外かもしれないが、うさぎは超優秀なのだ。
そして、この検定を持っていると何が有利なのかというと、それぞれの級によって草むしりに行けるエリアが異なるようだ。もちろん、その分報酬も増える。同じ業務内容でも資格の有無によって給与が変わるのは、現実社会となんら変わりない。


