2026年秋アニメの放送が始まったが、予想外の過激なギャグや大胆な演出が描かれた作品がスポットライトを浴びている。シリアスな展開に突然笑いを差し込んだり、センシティブなネタやパロディネタを繰り出したりと、常識にとらわれないカオスな作風でSNSはざわめき立った。
そこで本稿では、思わず「なんだこのアニメ……」とツッコミたくなる今期注目の異色作を、作品の世界観や視聴者の声とともに紹介していこう。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■バトル・シリアス・ギャグの温度差がすごい『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。』
予想を裏切る世界観と、ハチャメチャな展開で話題を集めているのが、六志麻あさ氏の小説を、業務用餅氏がコミカライズした漫画を原作とする『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。』だ。
主人公・レイン・ガーランドは、武器や防具に「強化ポイント」を付与できる魔術師。所属ギルドを追放されたレインだったが、持ち前の能天気な性格で冒険者としての新生活を始める。手持ちの剣や服を強化してならず者の集団を吹っ飛ばし、ドラゴンさえ一刀両断する豪快なバトルはまさに規格外。テンポのよいギャグが満載で、「このノリ好きだわ」とSNSでも好評を集めている。
しかしギャグ一辺倒ではなく、第2話では一般冒険者があっさり殺され、無惨にも血が飛び散る場面も……。また、レインと行動をともにするリリィ・フラムベルには、2年前の冒険で仲間全員をドラゴンに殺されたという重すぎる過去があった。
その一件で姉を失った少女マーガレット・エルスは、1人だけ生還したリリィを殺そうと企む。復讐や凄惨な過去が語られるダークな展開が続いたが、第3話の終盤ではレインが「COOL DRAGON」と書かれた派手で超ダサい鎧姿で登場するのだ。
マーガレットから、その鎧は新人冒険者をだます悪徳業者の詐欺商品だと告げられるオチに、「贅沢なコントを見せられた気分」「高低差で風邪ひく」「ホント面白い!」と称賛の声があがった。
残酷なドラマが展開される最中でも、お構いなしにギャグを挟み込むカオスな作風こそ、本作が秋アニメ屈指の異色作と呼ばれるゆえんだろう。


