■考え抜いた先に待つ主人公の成長ぶりがたまらない!『アオアシ Season2』
『アオアシ』は、小林有吾氏が「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で2015年から連載していたサッカー漫画が原作。上空からピッチを見下ろす俯瞰的な視野「イーグルアイ」を武器とする青井葦人(あおい・あしと)が、東京シティ・エスペリオンFCのユースチームでプロを目指す物語である。
『アオアシ Season2』ではBチームからAチームに昇格した葦人が、高校年代最高峰のプレミアリーグでの活躍を目指す。その第2期の序盤、葦人は早くも壁に直面。さまざまな苦難を乗り越える姿が胸を打つ、本作らしい展開が描かれた。
控え組とのパス回しには食らいつけたものの、レギュラー組に参加すると次のパスコースが見えていても、判断速度や技術が追いつかない葦人。そんな苦悩する彼の能力を見抜いて声をかけてきたのが、天才プレイヤー・栗林晴久だ。
栗林の言葉で、考えるだけではプレーの速度に追いつけないと気づかされた葦人は、自ら主力組のパス回しへの参加を志願。守備側として相手の動きを読み、考え抜いた経験を体に染み込ませることで、徐々にボールを奪えるようになっていく。
圧倒的なセンスと成長速度が描かれ、SNSでは「葦人が必死に考えながら成長していく姿が熱い!」と葦人の向き合い方を称賛する声も見られた。また第4話では、アニメ第1期からの因縁の相手であるDF・阿久津との意外な交流も見られ、「激アツすぎる」「スポーツアニメはこれじゃなくっちゃ!」と、ライバルとの共闘を楽しむ声があがった。
圧倒的な実力差に打ちのめされながらも前進し、Aチームでひたむきに戦う葦人。プレミアリーグで彼はどれほどの成長を見せるのか、今後の活躍が楽しみでならない。
■すれ違う恋心と繊細なキャラクターの心理描写に共感の声が続出『氷の城壁』
最後に取り上げるのは、阿賀沢紅茶氏の漫画が原作の青春群像劇『氷の城壁』。人付き合いが苦手な氷川小雪を中心に、幼なじみの安曇美姫、明るい性格の雨宮湊、心優しい日野陽太の4人が織りなす、複雑な恋愛模様を描いた作品である。
第2期の幕開けとなる第15話「曇雨天」では、第1期で陽太の告白を断った美姫のその後が描かれた。気まずさから陽太との接し方に悩む美姫だが、彼はふだん通りにあいさつする。その陽太の優しさに美姫が涙を流す場面が印象的で、SNSでは「第2期スタートから、もう胸が苦しい……」「初回から激重展開」「歯がゆいなあ」と感情移入する視聴者の声が目立った。
一方、小雪は湊への恋心を自覚するも、湊のほうは「友だち」としか思っていないという言葉を偶然聞き、ショックを受ける。しかしその湊も、小雪の行動から自分が恋愛対象と見られていないと考えており、恋と友情の狭間ですれ違い続ける。第1期でも好評だったリアルな心理描写に、SNSでは「めちゃめちゃ心揺さぶってくれるわ」「みんな幸せになってくれぇぇぇ……」といった声が寄せられた。
直近のエピソードでは、湊への想いを封印し、友だちとして接しようとする小雪だったが、同じく湊に恋心を抱く後輩・栗木桃香が告白。湊と栗木がつきあうという急展開を見せた。
繊細で複雑な人間関係と、男女の交差する想いを見事に描いた本作。第2期の幕開けは期待を裏切らない展開となり、4人の関係がどこに向かっていくのか目が離せない。
作品のジャンルは異なるが、どれも先が気になるストーリー展開で視聴者を引き込んだ続編シリーズの数々。今期のアニメシーンを大いに盛り上げてくれそうな注目作ばかりだ。


