昭和から現在に至るまで、数々の名作やブームを生み出してきた医療ドラマ。その中心は医師というイメージが強いが、医師とともに患者を支え、医療現場を支える存在として欠かせないのが「看護師」である。
ドラマに登場する看護師たちは患者の心身に寄り添いながら、ときに悩み、ときに恋をし、さまざまな困難に向き合っていく。その性格や仕事への向き合い方、恋愛観も作品ごとに大きく異なり、看護師として奮闘する姿に心を掴まれた視聴者も多いだろう。
そんな看護師役を演じる女優たちのナース姿は、ドラマにおける大きな見どころのひとつ。清楚な白衣から現代的なパンツスタイルまで、その魅力的な着こなしはキャラクター性を際立たせており、「こんな看護師さんがいる病院なら通いたい」と観る者に思わせるほどの仕上がりだ。
そこで今回は、まさに“白衣の天使”と呼ぶにふさわしい、劇中で印象的なナース姿を披露した女優たちを振り返る。
(第4回/全5回)
※本記事には作品の内容を含みます
■抜群のスタイルと強烈な顔芸ギャップ!『白衣の戦士!』中条あやみ
圧倒的な美貌とスタイルを持ちながら、劇中では振り切ったコミカルな演技で視聴者を笑顔にしてくれたのが中条あやみさんだ。中条さんは、2019年に放送されたお仕事コメディドラマ『白衣の戦士!』に出演。ここで新米ナース・立花はるかを演じている。
水川あさみさんとのW主演となった本作の舞台は、四季総合病院の外科病棟。元ヤンキーの新米ナース・はるかと、婚活に励む指導係のベテランナース・三原夏美(水川さん)が仕事や恋に奮闘するドラマだ。
明るいテンポの作風そのままに、実際の撮影現場も非常に和気あいあいとしていたという。中条さんは当時のエピソードとして「出演者が各々自由に喋りすぎていて、それぞれが何を話しているのか分からないほどにぎやかだった」と笑顔で振り返っている。
はるかはやる気はあるものの、空回りしてドジを踏むことも多いキャラクターだ。しかしそんなおっちょこちょいのイメージとは裏腹に、劇中でのナース服姿は、抜群のかっこよさ。ファッション誌の専属モデルとしても活躍する中条さんは、身長約170cmという長身の持ち主。ナース服でもそのスタイルの良さは際立ち、思わず見惚れてしまうほどだ。
その一方、本作ではそれまでの中条さんからは想像できないような、「過激な顔芸」も披露している。
中条さん演じるはるかは元ヤンキーという過去を持ち、情に厚く曲がったことが大嫌いな熱血女子だ。しかし、病院にはわがままを言ったり、無理難題を突きつけてきたりする癖の強い患者も次々とやってくる。
そんな患者に対し、はるかは湧き上がる怒りを必死に抑え込もうとする。その際、中条さんは白目を剥いたり、整った顔をくしゃくしゃに歪ませたりと、全力の変顔を見せるのだ。クールビューティな中条さんの意外な一面が堪能できるのも、本作の見どころの1つだろう。
完璧なビジュアルと、変顔もいとわない体当たりのコメディエンヌぶり。2つの魅力を見事に演じた中条さんの姿は、まさに令和の幕開けを彩った、“戦う白衣の天使”だったといえる。
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