■メガドライブ版の移植度の高さに感心した『大魔界村』
『魔界村』がクリアできないうちに、アーケードでは1988年に続編『大魔界村』が出て、こちらを遊ぶようになりました。翌年にはメガドライブ版が出たのですが、この移植度がすごかった。
私はPCエンジン派だったのですが、『大魔界村』と、同じカプコンのアクションゲーム『ストライダー飛竜』(1989年/メガドライブ版は1990年)、セガの落ちものパズル『コラムス』(1990年/メガドライブ版も同年)の3タイトルについては、「アーケードと同じだ、メガドラすごいな」って感心しましたね。
ここまでゲームセンターと同じものが家でも遊べるのであれば、もうやるしかない。『大魔界村』は相当遊び込んで、たしかエンディングまで行けた記憶があります。
そのとき、「このクオリティのものが家で遊べるんなら、もうゲームセンターには行かなくなってしまうんじゃないか」なんて考えが頭をよぎったんですよね。当時は、本当にゲームセンターが街から消えていく未来があるなんて、想像もしていませんでした。
当店では現在、ファミコン版『魔界村』を1万7600円(税込/完品)で販売中です。とても売れたソフトなのに、ここまで高額化しているのは、特殊な事情がありそうなんです。
というのも、どうやら最近、ファミコンの『魔界村』を使ったレトロゲーム大会があったみたいなんですよ。数ヵ月前くらいかな、配信者さんたちがこぞって『魔界村』を遊んでいたんですよね。その影響もあって、一時的に品薄になっているじゃないか……と推測しています。
メガドライブの『大魔界村』は現在店にはありませんが、大ヒットしたタイトルなので、比較的数が多く、価格は落ち着いています。
※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。
【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。


