■意外な一面? まさかの嫉妬心を見せる『ドラゴンボール ファイターズ』

 最後は、シリアスな2作品とは打って変わって、ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』の中で見せた彼女の意外な一面を紹介したい。2018年発売の本作では、人造人間21号を巡るオリジナルストーリーが展開される。

 そのなかで、クリリンとヤムチャが人造人間21号について話す場面があった。クリリンが「21号がいいヤツでよかった」と安堵すると、ヤムチャはいつもの調子で「人造人間の女がタイプなのか?」と茶化す。クリリンは慌てて否定するが、この一連の会話を18号に聞かれてしまう。

 21号といえば、原作者である鳥山さんがデザインしたゲームオリジナルキャラクターで、眼鏡をかけた知的な美女だ。そんな女性について夫が楽しそうに話しているのを聞けば、妻である18号が面白くないと感じるのも当然かもしれない。

 その後、18号は2人の背後に無言で立ち続け、プレッシャーを放ち続ける。その凄まじい圧にクリリンとヤムチャは、振り返ることすらできなくなってしまうのだった。

 この場面では、嫉妬という、なんとも可愛らしく人間味のある18号の一面を垣間見ることができる。それと同時に、18号は絶対に怒らせてはいけない相手ということも再認識させられた、コミカルながらも印象的なシーンだ。

 

 振り返ってみると、アニメやゲームで描かれた18号のクリリンへの愛情表現は実に多彩だ。

 『ドラゴンボール超』では、「私がホレた男」という言葉で夫・クリリンへの信頼と愛情を示し、『ドラゴンボールGT』では、最愛の夫を殺された怒りと悲しみから命がけで仇討ちに挑む。そして『ドラゴンボール ファイターズ』では、他の女性に嫉妬するという人間らしい一面を見せている。

 強くてクールな18号が、クリリンの前では愛情深い一面を見せる。そんなさまざまな表情も、2人の関係を楽しむうえで見逃せない魅力といえるだろう。

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