■こだわったのは「デュエル体験」の向上

 TGS2026では、本作のディレクターを務めるコナミデジタルエンタテインメント所属の松村祐志さんから貴重な話を聞くことができた。

コナミデジタルエンタテインメント『遊戯王 TAG FORCE GX』ディレクター松村祐志(まつむら・ゆうじ)さん

――『タッグフォース3』をリメイクすることになった経緯についてお聞かせください。

松村祐志さん(以下、松村) 『タッグフォース』シリーズは20周年を迎え、『GX』を題材としたシリーズの集大成である『タッグフォース3』は今なお根強い人気があります。あらためてその魅力をファンの皆さまに伝えたいという思いからリメイクに至りました。

――今回のリメイクに当たって、注力した点はどこでしょうか。

松村 「キャラクターと一緒にデュエルをしている」という体験を重視するために、あらゆる面で作りこみました。

 たとえばデュエル画面にキャラ4人を配置したり、カードを「破壊する」「召喚する」といったひとつひとつのアクションにボイスを搭載したりと、ビジュアルやシステム面にも多くのアップデートを加えています。またキャラクターの魅力が伝わるよう、登場人物の特徴を整理したりと、いくつか調整を重ねました。

――デュエルシーンはどんな部分にこだわりましたか。

松村 遊戯王シリーズはこれまで、『遊戯王 デュエルリンクス』や『遊戯王 マスターデュエル』といったゲームもリリースしており、それらを参考にしながら遊びやすさの向上に努めています。

――今回は約200種類のカードが追加収録されるとのことですが、当時から変わった部分は何がありますか?

松村 カードプールは『タッグフォース3』当時のものをベースに、パワーの高すぎるカードには新たにリミットをかけたりしています。また当時アニメで使われていたものの、まだOCG化されていなかったカードもゲームに収録しました。具体的にはジムの「フォッシル」や、明日香の「機械天使」などです。

――その他、ユーザーに見えにくいところで何か苦労した点はありますか。

松村 苦労した点ではないですが、今作から遊戯王に触れる方に向けて、遊びやすい難易度の「カジュアルモード」を用意してあります。自分のペースに合わせてデュエルを楽しんでほしいですね。

 またこれまで遊戯王のゲームが積み上げてきたノウハウをもとに、CPUの挙動も格段に進化させています。

――今のハード環境であれば、DLCやアップデートといった追加コンテンツにも期待してしまいます。今後の展開など予定があれば教えてください。

松村 まだお話しできないことが多いですが、発売日に向けて試遊でのご意見をフィードバックし、まずは本作をしっかりとお届けすることを目指して開発を進めています。私自身も当時のゲームをプレイしたファンであり、同じように待ち望んでいた皆さんや、今作から遊戯王に触れる方々にも楽しんでほしいです。

 

 今回の『東京ゲームショウ2026』で試遊した『遊戯王 TAG FORCE GX』は、大人気シリーズの18年ぶりのリメイクということで、大きな魅力だったデュエルシーンやキャラのグラフィックが格段に進化していた。

 またインタビューを通して制作サイドの熱量を感じることもでき、来年の発売に向けて、より一層ブラッシュアップされるはずだ。

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