■店長も聞いたことがない!? 知られざるソフトが高額化

 ゲームボーイで目立って高額なソフトって、聞いたことのないようなタイトルが多いんですよ。かつてはゲームボーイの不人気ソフトが、店頭で投げ売りされているのをよく見かけたものですが、それでも引き合いがなく、販売数が少ないソフトが高額化しているということかもしれません。

 その代表的なタイトルがバップの『しっぽでブン』(1992年)です。バップのソフトは、ファミコンでもレアで高額化しやすいので有名なんですよね(笑)。

 想像するに、パッケージに描かれたワニの主人公が、しっぽを振り回すんでしょうか。箱の裏の説明を見ると、横スクロールのアクションゲームのようですね。当店では現在、8万8000円(税込/完品)で販売中です。

 これと並んでよく話題になるレアソフトとして、『トリップワールド』(サンソフト/1992年)や、『バーニング・ペーパー』(ジー・アミューズメンツ/1993年)という作品があります。聞いたことありますか? 私はどちらも知りませんでした……というか、今もよくわかってないです(笑)。こういうソフト、ゲームボーイにはまだまだあるんですよね。

 『トリップワールド』は、現在当店にはありません。『バーニング・ペーパー』のほうは、9万9000円(税込/完品)で販売中です。

 そのほか、2ケタ万円の値札が付いているソフトもありますが、海外の人気キャラクターなどの版権ものが多いですね。

 商品棚を見渡してみて、いま当店で最も高額なのは『ルーニー・テューンズ バックスバニーとゆかいな仲間たち』(サンソフト/1992年)でしょうか。19万8000円(税込/完品)で販売中です。

 次点は、『バットマン リターン オブ ジョーカー』(1992年)の18万7000円(税込/完品)かな。同じくサンソフトの海外版権ものです。

 こういう、アメリカのカートゥーンや、人気キャラクターを題材にしたゲームって、日本ではあまり受け入れられない印象があります。そもそも海外向けに作られたんじゃないかなとも思いますが、どうなんでしょうか。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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