数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■ゲームボーイソフトの販売価格が上昇中!
ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第61回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。最近、ゲームボーイ用ソフトの価格が上昇傾向にあります。理由は定かではありませんが、ファミコンやスーパーファミコンの欲しいソフトはひととおり集めて、コレクションにひと段落ついたという方が、次に目を向けたのがゲームボーイなんじゃないかな、と想像しています。
任天堂の『ゲームボーイ』は1989年に発売されました。その後、上位互換機の『ゲームボーイカラー』が1998年に登場しますが、後継機のゲームボーイアドバンスが登場するのが2001年ですから、かなり息の長いゲーム機だったんですよね。その間にはかなり多くのゲームソフトが世に出ることになり、それゆえに「あまり知らないタイトル」もたくさんあるんですよ。
たとえば、この『DT Lords of Genomes』(メディアファクトリー/2001年 ※ゲームボーイカラーにも対応)というタイトル、当時の私は全然知らなかったんですが、あの『ゼビウス』を作ったゲームクリエイター・遠藤雅伸さんが開発したゲームなんですね。こんなふうに、いちゲームファンとしてもまだまだ発見がいっぱいあるというか、開拓の余地があるゲームハードだと感じています。
ゲームボーイソフトの買取依頼は、ファミコンやスーパーファミコンに比べてまだ少ないのですが、増えてきてはいます。売るほうも、ファミコンやスーファミソフトの整理がひと段落ついて……という感じなのかもしれません。
また、遊びたい人も増えているようです。それを象徴するのは、ゲームボーイのソフトがスーファミで遊べる『スーパーゲームボーイ』(任天堂/1994年)という周辺機器。これが数年前までは、100円でも売れない……なんて店舗もあったほどなんですが、最近ではその人気が高まっているんですよ。
その後継機で、通信ケーブルを差すことのできる『スーパーゲームボーイ2』(任天堂/1998年)も以前から中古価格が4000円~5000円くらいはしていたんですが、今では1万円を超えるまでになってきました。


