原案・アサウラ氏、原作・Spider Lilyによるオリジナルアニメ『リコリス・リコイル』。本作は、犯罪を未然に防ぐ秘密組織「DA(Direct Attack)」に所属する少女たち「リコリス」の活躍を描いた作品である。
卓越した戦闘能力を持ちながら「命大事に」を信条とする少女・錦木千束と、DAから喫茶リコリコへやってきた井ノ上たきなのコンビを中心に、さまざまな事件と日常生活が描かれた。魅力あふれるキャラクターたちや、千束とたきなの2人が築いていった絆、迫力のガンアクションにより放送直後から高い評価を得た大ヒット作だ。
そして2022年に放送されたアニメ全13話の中では、十分に明かされなかった謎もいくつか残っている。そこで本稿では真島の消息をはじめ、作中に残された3つの謎を紹介していく。
※本記事には作品の内容を含みます。
■大量の銃とともに残された「消息不明の真島」という火種
『リコリス・リコイル』に残された謎として、まず気になるのはテロリスト・真島の行方だろう。高い戦闘能力と優れた聴覚を持つ真島は、千束同様に殺しの才能を買われてアラン機関の支援を受けていた1人である。
「リコリス」の存在を知った真島は、DAが犯罪者を一方的に排除し、その事実を世間に隠ぺいしている世界を「バランスが悪い」と考えていた。そして彼はDAの存在を世に知らしめることで均衡を取り戻そうと動いた。
千束との最終決戦の末、新たな東京のシンボルである延空木から落下した真島だが、その後、包帯まみれで街を歩く姿が描かれているので生存していることは間違いない。しかも、真島が取引で入手したおよそ1000丁の銃のうち、約半数は行方不明のままだ。
もし続編が放送されるとすれば、彼がストーリーに絡んでくる可能性は大きいだろう。ただし、そのとき再び千束たちの前に立ちはだかる存在になるかは不明だ。
彼の行動原理はバランスをとることであり、こそこそ隠れて手前勝手な正義で世界を操ろうとするアラン機関も嫌っていた。真島は「二人でアラン機関を叩かねえか」と千束を誘っており、「もしDAが劣勢なら俺はお前らに協力するぜ」とも述べていた。
このことから真島がDAと共闘するシナリオも考えられるだろう。彼はどこに消え、行方不明の銃は誰の手に渡ったのか……千束たちの新たな物語とともに、その動向も注目を集めそうだ。


