■アニメ風のキャラクターが初登場した「出たな!!ツインビー」

 そんな初代は大ヒットして、以降いろいろと続編が出ることになります。

 私が好きなのはアーケードでの第2弾『出たな!!ツインビー』(1991年)です。この作品から、アニメ風のキャラクターがイベントデモやカットインなどに使われるようになって、そのキャラデザインや設定がとても素晴らしかった。よくぞあの『ツインビー』からここまでブラッシュアップしたものだなぁと。

 BGMもすごくよかったです。初代『ツインビー』の曲も、ゲームセンターへラジカセを持っていって録音するほど好きでしたけど、その頃のゲーム音楽とはもう次元が違う仕上がりになっていました。どのステージの曲も良かったですね。

 『出たな!!ツインビー』は、その年のうちにシャープのX68000というパソコンで移植版が出たんですよ。すぐに買いました。X68000は『グラディウス』など、アーケードの移植に定評のあるパソコンだったんですよね。とても完成度の高いものを家で遊べるのはうれしかったです。

 ちなみに、私にとって一番大事な『ツインビー』は、PSP用『ツインビー ポータブル』(2007年)です。シリーズ作品が『出たな!!ツインビー』をはじめ5タイトルも収録されていて、持ち歩くこともできますからね。さらに、どのタイトルの曲も自由に聞けるサウンドモードがあるのも最高でした。

 さて、当店にある家庭用ゲーム機の『ツインビー』シリーズを見てみましょう。ファミコンでは3タイトル出ていますが、中でも2作目の『もえろツインビー シナモン博士を救え!』の販売価格は、8万9100円(税込/完品)と飛び抜けています。

 このソフトは当初、1986年にファミリーコンピュータのディスクシステム用として発売。その後、1993年にカセットとして再販されたんですよね。高額化しているのは、このカセット版です。ファミコン末期の発売ということもあり、生産数自体が非常に少ないと考えられます。

 パッケージには、初代に登場する青いツインビーと赤いウインビーの他に、緑のグインビーが描かれています。実はこのタイトル、「3人同時プレイ」が可能で、ファミコンの拡張コネクタにコントローラをつなぐと遊べるんですよ。当時「すごいなぁ」と驚きました。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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