■『ガンダムZZ』では、さまざまなモビルワーカーたちが活躍

 アニメ『機動戦士ガンダムZZ』には、先述のプチモビ以外にも、バラエティに富んだモビルワーカーが登場している。スペースコロニー「シャングリラ」でジャンク屋グループのリーダー格だったゲモン・バジャックが、ジャンクパーツを寄せ集めてハンドメイドで作り上げたモビルワーカーが「ゲゼ」である。

 ゲゼは三角コーンのような頭部と4本腕が特徴で、出力だけなら戦闘用モビルスーツにも匹敵。格闘戦に限定すれば、それなりの戦闘力を持つ。ゲモンの乗るゲゼの1号機と、ヤザンが乗った2号機で戦艦アーガマに攻撃を仕掛けたが、撃退されている。

 また『ZZ』の劇中には、科学技術を捨てて自然と共存することを理想とする人々が住むスペースコロニー「ムーンムーン」が登場。そこで"御神体"として祀られていた古びた大型作業用メカが「キャトル」である。

 プレイステーション版『SDガンダム GGENERATION-F』(バンダイ)の解説によれば、キャトルは宇宙世紀0030年代にコロニー建設に使用されていた作業用マシンで、モビルスーツの祖先ともいうべき存在とのこと。

 劇中ではジュドーの仲間であるモンド・アガケによって修復されて起動。30mもの巨体と4本のアームを持つキャトルはホバー移動し、コロニーに侵攻してきたネオ・ジオンのモビルスーツ、ガザCを投げ飛ばして撃破するほどの圧倒的なパワーを見せた。


 今回は多種多様なモビルスーツの華々しい活躍の陰で、地味ながらも存在が確認されていた作業用マシンを振り返ってみた。この他にも、『∀ガンダム』に登場した「モビル・リブ」や『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場したモビルワーカーなども存在する。

 こういった戦闘用モビルスーツではない、作業用マシンの無骨なデザインにロマンを感じてしまうファンも少なからずいるのではないだろうか。

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