往年のナムコ名作…あそんで驚いた「アーケード移植作」と、難しさに涙した「家庭用オリジナル作」【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】の画像
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』大竹剛店長(写真/ふたまん+編集部)

 数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?

■PCエンジンで遊べたナムコのヒット作

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第59回

 

 『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回はナムコアーケードゲーム『スプラッターハウス』の家庭用版をご紹介しました。PCエンジン版がとてもよくできているとお話しましたが、当時のナムコのアーケードゲームのPCエンジン版は、どれもすごくいい出来だったと思います。

 1980年代後半のナムコのアーケードゲームは、システム基板の回転拡大縮小機能を使った演出が目立ちました。PCエンジンではスペック的に再現できないようで、たとえば『オーダイン』(1988年/PCエンジン版は1989年)を手に取った時には「ああ、アーケードと同じように作るのは無理なんだ」と感じましたけど、同時に「よくここまで再現してくれた」とも思いました。その後に出た『ワルキューレの伝説』(1989年/PCエンジン版は1990年)も同様でしたね。

 『オーダイン』はコミカルな横スクロールシューティングゲームで、BGMが好きでした。1面はユーモラスな調子なんですが、2面になるとテンポが上がってカッコいい雰囲気になるんです!

 一方、『ワルキューレの伝説』は、ファミコンの『ワルキューレの冒険』(1986年)の続編です。私はRPGをあまり遊ばなかったので、『ワルキューレの冒険』もやっていなかったんです。でも、続編である『ワルキューレの伝説』はアクションゲーム。すごく好きなタイトルで、アーケードでもPCエンジンでも、だいぶ遊びました。

 現在、当店では、PCエンジン版『オーダイン』を5500円(税込/完品)、同じく『ワルキューレの伝説』を7700円(税込/完品)で販売中です。

 アーケードからのPCエンジン移植作といえば、『ドラゴンスピリット』(1987年/PCエンジン版は1988年)もありますね。縦シューティングの名作で、PCエンジンでたくさん遊んだソフトのひとつです。この作品もBGMが素晴らしかったですよね。氷河のステージの曲がお気に入りなんですけど、ステージのイメージにぴったりで、恐竜が生きている時代の感じも出ていてすごいなって思いました。

 私がテクノスジャパンでゲーム開発に携わっていた時、自分が描いたドット絵をプログラマーが動かしてくれて、そこにサウンド担当が音楽をつけてくれて、「この絵はこういうイメージの曲になるんだ!」と、とても感動したんですよね。そこからより想像力が高まっていく感覚を覚えました。ゲームのイメージに合った曲を作るって、本当にすごいことだと思います。

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