■ヤマコさんの思い出深い「推し活体験」とは

――最後に、7月10日に最終巻が発売されましたが、読者の方にメッセージをお願いします!

島陰 ちゅーたんには醜い面があったり、「やってしまった……」という出来事もありますが、人生はそういったことを乗り越えることこそ大切だと思います。初めて読む方にとっては辛いシーンもあるかもしれませんが、最後に乗り越えるところまで読んでいただけたらうれしいです。

ヤマコ いまは「推しがいて当たり前」という生活をされている方が多いと思いますが、最近では“推し疲れ”という言葉も出てきたり、推し活することでプレッシャーになる、という話も聞くようになりました。そんなときは、『可愛くてごめん』で自己肯定感を上げつつ、自分なりの、自分が楽しい、自分のための推し活をしてほしいな、と思います。
 裏ではたいへんなこともあるけれど、あくまで自分が楽しくなれる推し活をしよう……ということを、ちゅーたんを見て思ってもらえたらと思います。ファンが楽しくいてくれることが、推しにとっての幸せであるとも思うので。

――ちなみに……これまでお話をうかがい、ヤマコさんは推しがいそうな印象を受けましたがいかがでしょうか?

ヤマコ 今は特定の“推し”という方はいませんが、中学から夢中になっていたアーティストがいまして。当時は“同担拒否”という言葉はありませんでしたが、思い返せば私もどちらかというと同担拒否だったなと思います(笑)。
 「自分が一番情報を知っていたいのに!」というどろどろした想いや苛立ち、曲やアーティストに対するドキドキする想い、ラジオを聴いてワクワクした気持ちを日記にしたりしてました。そんな当時の気持ちを思い出しながら、「ちゅーたんならこういう時どういうこと書くだろう……」と、ちゅーたんを自分の中に降ろし、MVに出てくるちゅーたんの推し活ノートの内容を書きました。

――やはり、ご自身の経験も創作に活かされているんですね。

ヤマコ 人生初めて行ったアーティストのライブ前、ラジオで「白い服を着てきたら、ライブですごく楽しめるかもよ」と言われて白いセーターを着ていったら、会場のブラックライトが自分の白いセーターに反応してすっごく青白く光る、という体験をしまして。「うわー! 楽しい!」と興奮したことをめちゃくちゃ覚えています(笑)。ライブって楽しいですね。

――そういったヤマコさんの実体験が反映されていると思うと、より楽しんで読みたくなります。本日はありがとうございました!

 

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可愛くてごめん(4) (KoiYui series)
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