再生数1.8億回の大ヒット楽曲『可愛くてごめん』のコミカライズ最新巻であり最終巻が、7月10日に発売された。同曲の生みの親であり、同作の原作を務めるのはHoneyWorks。そのメンバーでありイラストレーターのヤマコさんと、コミカライズを担当した漫画家の島陰涙亜さんが特別対談! “いい主人公ではない”ちゅーたんの魅力、そしてハニワならではの生々しい世界観とは……?
【第3回/全3回】
――『可愛くてごめん』ちゅーたんの魅力といえば、“いい主人公”ではないゆえの人間味はもちろん、やっぱりあざとさです。コミカライズもMVも、あざとい可愛いさで溢れています。
島陰涙亜さん(以下、島陰) 描く側からすると、あざとい可愛さって絵になるんですよね。大げさなくらいあざとく描きましたが、描いて楽しかったです。
HoneyWorksヤマコさん(以下、ヤマコ) あざとさって自信から来ている面もあると思います。ポーズ、表情、行動……自分に自信があるからこそできるのが、かっこいいですよね。表情をひとつ作るのだって、周りからどう思われようが自分が「これがいい!」と思ったことを突き通せるのって、すごいことです。
――ちゅーたんの場合は自分に自信がない時期もあったと思います。いまは全力で“あざとさ”を表現できているのはなぜでしょう。
ヤマコ やっぱり推しのアイドルユニットLIP×LIPの存在が大きいですよね。ライブに行くために美容院でヘアセットして、推しに可愛いと思ってもらいたい! ということを意識している女の子はすごく多いと思いますが、ちゅーたんもそれが始まりでした。漫画でも、握手会に行くために、可愛くなれるように一生懸命メイクをするシーンがあります。
――その可愛さ・あざとさをもって、働いているメイド喫茶でNo.1を独走中です。「とりあえず好かれよう」というあざとさではなく、その先の推しを見据えてのあざとさであり、プライドを感じます。
島陰 そうなんですよね。「人気者になりたいから1位になりたい」のではなく、「推しに貢ぐためのお金がほしいから1位になりたい」なんですよ。それにより「LIP×LIPにふさわしい女の子になりたい!」と思うところが、ほかの子とは違うところだなと思います。


