「ちゅーたんは一途なヲタクであってほしい」マンガ『可愛くてごめん』HoneyWorksヤマコ&作者・島陰涙亜が語る「挫折から立ち直るきっかけとしての“推し”」の画像
『可愛くてごめん』2巻 

 再生数1.8億回の大ヒット楽曲『可愛くてごめん』のコミカライズ最新巻であり最終巻が、7月10日に発売された。同曲の生みの親であり、同作の原作を務めるのはHoneyWorks。そのメンバーでありイラストレーターのヤマコさんと、コミカライズを担当した漫画家の島陰涙亜さんが特別対談! 印象に残る衝撃のエピソード、そしてハニワからの島陰さんへの意外なアドバイスとは……!?

【第2回/全3回】

第1回を読む

 

――『可愛くてごめん』最終巻が発売されましたが、これまで描いてきたなかで、思い入れの強いエピソードをお聞きしたいです。

HoneyWorksヤマコさん(以下、ヤマコ) ちゅーたんが愛するアイドルユニットLIP×LIPとのコラボを展開する遊園地に行くシーンです(第15話)。ジェットコースターで流れるLIP×LIPの音楽を聞くために怖がりながらもがんばって乗るんですが、私もジェットコースターが苦手なので、その気持ちがリアルに伝わりとても印象的でした。

――ジェットコースター運行中、座席スピーカーから彼らの声が聞けるというアトラクションですね。

ヤマコ 実際にそういうのがあって私も乗ったりするんですが、本当にもう、自分の叫び声で音楽も声も聞こえずに終わる……ということが多かったので(笑)。本当は繰り返し乗って聞いて、一言一句覚えて帰りたいのに(笑)。最後には遊園地で行われるライブに参加するのですが、「ちゅーたん、楽しんでいるな!」という気持ちがすごく伝わって、読んでいて楽しかったです。

島陰涙亜さん(以下、島陰) この前までのエピソードが辛いこと続きだったので、久しぶりにがっつり推し活の話が描けてすごく楽しかったですね。

――このシーンは島陰さん主導でしたか?

島陰 推し活のシーンは基本的に私ですが、大窪蓮くんが迎えに来るシーンはHoneyWorksさん(以下、ハニワ)の提案でした。やっぱりハニワさんは青春を描くプロなので、恋愛面は「なるほど~!」と思いながら描かせていただきました。

――ちゅーたんと大窪くんの関係性は絶妙ですよね! いわゆる恋愛関係ではないし、推しを愛しつつも、キュンとしてしまうという。

ヤマコ 実は、大窪くんの登場はマストでお願いしたんです。大窪くんはコミカライズと同時進行で誕生したキャラクターでして。コミカライズと同時に『好きっちゅーの!』(2023年9月配信)のMVのイラストを担当したTMKさんに、通行人のモブの中に紛れ込むように大窪くんを描いていただいて。ほかのモブと違い横顔がしっかりと描かれているから、ファンの方たちが「この通行人はなにかあるんじゃないか」と予想を立ててくれました。いざ漫画に登場したときは、みなさんびっくりしたんじゃないかな。

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