ドラマ『VIVANT』乃木憂助(堺雅人)が所属する「別班」はどんな組織だったのか 第2シーズン前に実態を振り返るの画像
画像は日曜劇場『VIVANT』【公式】のXアカウント(@TBS_VIVANT)より

 7月26日から第2シーズンが放送される、堺雅人さん主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。2023年に放送された第1シーズンは、さまざまな組織の思惑が絡む壮大な世界観と怒涛の展開が大きな話題となった。待ちに待った続編の放送を前に、心躍らせているファンも数多いことだろう。

 本作について語る上で欠かせないのが、主人公の乃木憂助が所属している「別班」の存在である。ただ、作中で出てきた情報が断片的であるうえ、第1シーズンの放送から数年経ってしまった今、この「別班」について記憶があいまいになっている人も多いのではないだろうか。

 そこで今回は、謎多き組織「別班」について、第1シーズンで出てきた情報をあらためて整理し、作中における立ち位置をわかりやすく解説していきたい。

※本記事にはドラマ『VIVANT』第1シーズン全話の内容を含みます。

■別班の目的・公安との関係性は?

 作中で「別班」について初めて説明されたのは、第2話終盤でのことだ。柚木薫(二階堂ふみさん)の質問に答える形で、公安に所属する野崎守(阿部寛さん)が「公表されていない自衛隊の陰の諜報部隊」と語っている。彼によれば、別班は自衛隊の中でも選りすぐりの人材が集まる部隊であり、多くのテロを未然に防いできたという。いわば、陰ながら日本の治安を守ってきたエリート集団というわけだ。

 重要なのは、別班は警察や自衛隊とは異なり、「国に認められていない組織」であるという点。だからこそ彼らは、法律や煩雑な手続きに縛られることなく、スパイやテロリストを“始末”できてしまう。さまざまな脅威から国を守るためには欠かせないと同時に、秘密裏に好き勝手動けるという点では、一歩間違えば危険な存在なのである。野崎も別班について、「日本を守るために命を懸けているのは俺たちと変わらない」と言いつつ、その動向を危険視している。

 第1シーズンでは、別班と公安はともに、日本に脅威をもたらすと見られていたノゴーン・ベキ(役所広司さん)率いる国際テロ組織「テント」を追っていた。そして、テントの協力者「モニター」を追う過程では、逮捕を試みる公安に先んじて別班の黒須駿(松坂桃李さん)と乃木が対象者を殺害する場面もあった。目的を同じくしつつも相容れない公安と別班の複雑な関係性が、こうした動き方の違いにあらわれているといえるだろう。

 ただし、別班も公安もお互いを敵対視しているわけではなく、お互いをうまく利用しつつ良いところは自分たちが持っていこうとしている節がある。特に野崎は別班メンバーである乃木に対して妙に協力的で、第1シーズンの終盤では2人が見事な連携を見せる場面もあった。

■組織の実情は内部の人間でも知らない

 第7話での乃木の話によれば、別班の情報については内部の人間にすら詳しく明かされていない。個別行動が多いため基本的に他のメンバーとのつながりはなく、規模や指揮系統も謎に包まれているという。仲間うちですら情報を共有しないことで、徹底的に組織の存在を隠しているのだろう。ただ当然ながら、個別に指示を出す人間の存在は必要不可欠だ。

 乃木の直属の上司は司令官・櫻井里美(キムラ緑子さん)で、彼女の指示にしたがって任務を遂行する。現時点では、乃木と黒須を含む6名が彼女の下で動いていることが明らかになっている。いずれも表向きはエンジニアや営業職として有名企業で働いており、中には経産省に勤める官僚までいた。全員が戦闘経験豊富で、第7話では臨機応変かつ冷静に作戦を遂行するプロとしての姿が描かれている。

 そのほか、櫻井がいる司令部とみられる場所にも何人かの部下らしき姿があった。だが、字幕で出た「奥西」を除けば素性はもちろん名前すらも不明である。第2シーズンでは彼らの情報も明かされるのだろうか。

 また、秘匿性にこだわる別班は呼び出し方法も特殊で、乃木と櫻井の間では「赤い饅頭」が符号として使われているようだ。乃木がよく行く神社の小さな祠に饅頭が置いてあれば、それは任務の指令を意味する。第1シーズン最終話のラストシーンでは、まさにこの饅頭が「続編の匂わせ」として使われていた。

 

 第2シーズンでは新キャラクターが続々登場することが発表されており、彼らが敵なのか味方なのかも含め大きな注目が集まっている。いまだ謎多き別班についても、さらなる情報が明かされることを期待したい。

 

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