『鬼滅の刃』立志編第13話、敵だけど「仲良くなりたい」異色の鬼・響凱の過去…創作者ほど刺さる“認められない苦しさ”に共感の声多数!の画像
アニメ『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編 公式サイトより ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 フジテレビ系にて毎週日曜日朝9時半より全話再放送中の『鬼滅の刃』。2026年7月5日には『竈門炭治郎 立志編』の第13話「命より大事なもの」が放送された。

 鼓屋敷の鬼・響凱(きょうがい)と戦いを続ける竈門炭治郎。諦めないと心に誓った炭治郎を前に、響凱はかつて自身が文筆家だった時の記憶を思い出す。自分の作品と人間性を否定された響凱は、自身を非難して原稿を踏みつけた知人を殺害した過去があった。

 その戦いの最中、炭治郎は響凱が書いた原稿用紙に敬意を表し、とっさに踏みつけるのを避ける。そして今まさに首が落とされんとする時、炭治郎は「君の血鬼術はすごかった」と称賛の言葉を贈るのである。

 

※本記事には『竈門炭治郎 立志編』第13話の内容を含みます。

 

■鬼になっても創作を捨てなかった異質さ

 この回は、響凱がほかの鬼とは一線を画した存在であることが分かるエピソードだった。通常、鬼となった者は人間だった頃の記憶を失い、本能的に人間を貪り食う存在となる。しかし響凱は鬼になっても、人間だった時と同じように小説を書き続けていたようだ。

 自身の書いた小説について、知人から「諦めなよ」「つまらないよ」「全てにおいてゴミのようだ」と言われるのを正座して聴く響凱の腹には、すでに鼓があった。また「最近は昼間外に出てこないし」というセリフから、どういう経緯かは不明だが、すでに彼が鬼になった後であることがうかがえる。それでも響凱は、自分の作品が否定されるのを一度は黙って受け止めていた。

 結局、怒りに任せて知人を殺害してしまうものの、そこに至る過程ではあくまで理性的であった。十二鬼月としての立場を剥奪された後、効率よく力をつけるために稀血を探して食べようとした響凱は、鬼らしからぬ知性を残していたようにも思える。

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