ゾクゾクした! 炭治郎&禰豆子に伊之助、義勇も…『鬼滅の刃』鬼殺隊士が見せた「見事すぎた連携シーン」の画像
DVD『鬼滅の刃』第11巻【完全生産限定版】(アニプレックス)(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』は、日本国内にとどまらず、今や世界中で愛される作品となった。命をかけて鬼に立ち向かう鬼殺隊士たちの姿や、互いを支え合う仲間との絆の物語は、多くのファンを魅了している。

 明日には命を落とすかもしれない過酷な状況下で、鬼を滅殺すべく全身全霊で戦いに臨む鬼殺隊士たち。時に彼らは、見ていてゾクゾクするような見事な連携を戦いの中で見せていた。

 今回は、そんな鬼殺隊のメンバーたちが披露した卓越した連携が描かれた名シーンを振り返っていこう。

 

※本記事には作品の内容を含みます。

 

■血鬼術との合わせ技「那田蜘蛛山編」炭治郎&禰󠄀豆子

 まず紹介するのは、「那田蜘蛛山編」で主人公・竈門炭治郎と、鬼となった妹・禰󠄀豆子が見せた見事な連携シーンだ。指令を受けて那田蜘蛛山へ向かった炭治郎たちは、十二鬼月の1人である下弦の伍・累と対峙することになる。

 それまでの鬼とは一線を画す強さの累に、炭治郎は苦戦を強いられる。累が操る強靱な蜘蛛の糸によって日輪刀は折られ、炭治郎を庇った禰󠄀豆子はひどいケガを負ってしまう。そんな中、炭治郎と禰󠄀豆子の兄妹の絆を羨んだ累は、「君の妹を僕に頂戴」「大人しく渡せば命だけは助けてあげる」と、禰󠄀豆子に対して異常な執着を見せ始める。

 そしてついに、累の蜘蛛の糸に捕われてしまった禰󠄀豆子。絶体絶命の中、炭治郎は「全集中・水の呼吸 拾ノ型 生生流転」を繰り出し、累の糸を斬ることに成功。しかし、本気を出した累の血鬼術「刻糸牢」の間合いに入り込んでしまう。

 この時、死を覚悟した炭治郎は、走馬灯の中で父・炭十郎が舞っていた「神楽」を思い出す。そこから着想を得て、新たな呼吸「ヒノカミ神楽」を会得し、この危機を脱した。

 しかし、斬ったはずの糸は即座に再生されてしまい、炭治郎は相討ちを覚悟で累の懐に飛び込んだ。その時、気絶していた禰󠄀豆子のもとに母・葵枝の幻影が現れ、覚醒した禰󠄀豆子は自身の血鬼術「爆血」で累の糸を燃やす。爆血で燃えた糸はたやすく断ち切ることができ、炭治郎の大きな助けとなった。

 さらに、日輪刀に付着していた禰󠄀豆子の血が爆ぜたことで、累の頸を捉えた刀は勢いを増し、ついに累の頸を斬り落としたかに見えた。結果として、累は自分で頸を斬って逃れたため致命傷には至らなかったが、新人隊士である炭治郎が十二鬼月を相手に極限の戦いを繰り広げた印象的なシーンとなった。

 日輪刀を折られるという絶望的な状況下で、兄の窮地を救った禰󠄀豆子の援護は、まさに兄妹の絆が成せる連携プレーだろう。ちなみに刀に禰󠄀豆子の血をまとわせる戦法は、後に「爆血刀」として炭治郎の強力な技の1つとなる。

■荒削りな阿吽の呼吸「無限列車編」炭治郎&伊之助

 「無限列車編」では、炭治郎と同期の嘴平伊之助による見事な連携が描かれた。

 下弦の壱・魘夢が支配する無限列車に乗り込んだのは炭治郎と伊之助、そして同期の我妻善逸と炎柱・煉獄杏寿郎である。しかし乗車後まもなく、魘夢の血鬼術が仕込まれた切符によって、4人は強制的に眠らされてしまう。

 魘夢の術中、亡き家族と再会する幸せな夢を見た炭治郎は、一時は現実を忘れかける。しかし、さまざまなヒントを頼りに夢から覚める方法が「自決」であると気づき、その場を切り抜けた。さらに、禰󠄀豆子が血鬼術で切符を燃やしたことで仲間たちも覚醒し、一行は200人余りの乗客を守りながら魘夢と戦うこととなる。

 杏寿郎、善逸、禰󠄀豆子が乗客の護衛にあたる一方、炭治郎と伊之助は魘夢本体の頸を探す役目を担う。嗅覚に優れた炭治郎と鋭い感覚を持つ伊之助は、頸が列車の先頭部分にあると見抜き、ついに発見。しかし、列車と融合した魘夢の驚異的な再生能力を前に、攻撃は阻まれてしまう。

 そこで炭治郎は、伊之助と呼吸を合わせた連携攻撃を提案する。一方が肉を斬り、すかさずもう一方が骨を断つという作戦で打開を図るが、魘夢は血鬼術「強制昏倒睡眠・眼」で2人を追い詰める。夢と現実の境界があいまいになり、炭治郎が現実で自決しかけたその時、彼を救ったのは猪の頭をかぶっているため催眠が効きにくい伊之助だった。

 最終的に、伊之助が大きく道を切り開き、あらわになった魘夢の頸を、炭治郎が「ヒノカミ神楽 碧羅の天」で仕留め、この死闘に終止符が打たれたのである。

 出会った当初は衝突することもあった炭治郎と伊之助だが、「那田蜘蛛山編」での共闘を経て、互いを信頼し合う仲に成長。荒削りながらも“阿吽の呼吸”で互いを守り、見事な連携でつかみ取った勝利であった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3