■大竹店長が愛した「3画面」アクションゲーム

 さて、私がもっとも一生懸命プレイしていたタイトーのゲームは、アーケードの『ニンジャウォーリアーズ』(1988年)です。『ダライアス』(1987年)というシューティングゲームで使われていた3画面筐体でプレイする、忍者が主人公の横スクロールアクションゲーム。コインをつぎ込めばなんとかクリアできる難しさで、燃えました(笑)。

 タイトーのサウンドチーム「ZUNTATA」さんが手がけたBGMが、とにかくカッコよかったですね! ギターソロならぬ三味線のソロパートとか、めちゃくちゃ好きだったんですが、それがステージ終盤のいちばん盛り上がるシーンで鳴るように計算されているのがまたスゴかった。

 その後、PCエンジンをはじめ、いろいろなハードに移植されました。でも、3画面のものを1画面にしているのには、やっぱり無理を感じましたね。1画面だと、遠くから攻撃してくる敵に対しての反応が、「もう見えてからじゃ遅い!」って感じになっちゃうというか……。

 でも、1993年に発売されたメガCD版は、1画面ではもうこれが限界だろうってところまで頑張っていた印象があります。CD-ROMなので、収録されている楽曲がそのまま聞けたのもうれしかったですね。

 その後、スーパーファミコンで『ザ・ニンジャウォーリアーズアゲイン』(1994年)というソフトが出ました。開発は、『奇々怪界』のスーパーファミコン版『奇々怪界-謎の黒マント-』(1992年)でもおなじみ、ナツメが手がけています。

 これ、アーケードの『ニンジャウォーリアーズ』とは全然違うゲームだったんです。でも、アーケードっぽい、遊んでいて楽しいアクションで、ドラマチックな展開も面白かった。移植ではないけれど、すごくよいリメイクになっているんですよね。「私が求めていたのはこれだ!」って感じました。

 このタイトル、現在では高額化していて、当店では箱と取扱説明書の付いた状態で4万9500円(税込)で販売中です。

 ちなみに、2019年に、当時のナツメの開発スタッフがリメイクしたという『ザ・ニンジャウォーリアーズワンスアゲイン』が、ニンテンドースイッチやプレイステーション4向けにリリースされています。遊んでみましたが、いまの画面サイズでプレイできるところがうれしかったですね!

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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