4月よりスタートした春アニメは、その豊作ぶりに国内外でさまざまな反響を呼んでいる。続編タイトルの安定した人気はもちろんのこと、新作アニメも放送開始直後から存在感を示しており、海外のファン投票サイトやレビューサイト、SNSなどでは毎週のように注目作が入れ替わる状況となっている。
とりわけ今期は、映像クオリティの高さや意外性のある設定、キャラクター同士の関係性など、作品ごとに異なる強みで海外勢の心をつかんでいるのが特徴だ。
本記事では、春アニメのなかでも海外で特に反響を集めている注目作をピックアップ。その理由やSNS、レビューサイトの反応をもとに、その魅力を見ていこう。
※本記事は各作品の内容を含みます。
■『リゼロ』の“あのキャラ”が人気沸騰! 後日譚を描いた『ヒロアカ』には意外な評価も?
まずは今期の続編アニメで、海外勢から絶大な支持を得ているのが『杖と剣のウィストリア Season 2』だ。魔法が絶対の価値を持つ世界で、魔法が使えない少年ウィル・セルフォルトが剣の才能だけを武器に、“頂点の魔導士”マギア・ヴァンデを目指す物語で、2024年に放送された第1期も非常に好評だった。
現在放送中の第2期もその勢いはとどまらず、ファン投票による週間ランキングが発表される海外サイト「Anime Corner」にて週間ランキング1位、世界中の映画やアニメを網羅した世界最大級のデータベースサイトIMDb(インターネット・ムービー・データベース)では、第2話の評価が10点満点中9点を記録するなど、今期も戦闘シーンや物語の盛り上がりが海外ファンから高く評価されている。
異世界アニメの代表格である『Re:ゼロから始める異世界生活』は、現在4th seasonが放送中で、世界中のアニメファンが投票するサイト「AniLab」の最新週間ランキングで1位を獲得した。
特に今期は、当初は主人公のスバルと険悪だったユリウス・ユークリウスにまつわるエピソードに対し、絶賛の声が広がっている。第6話(第72話)放送後には「素晴らしいエピソード」「これはスバルとユリウスの特別な物語だ」「アラブより、アニメ制作陣に感謝を表明します」などと、ふたりの関係性に胸を打たれたファンの声が相次いだ。
また、約9年間の放送を経て、昨年12月に完結となった『僕のヒーローアカデミア』は、最終回から8年後を描いた『僕のヒーローアカデミア More』が放送された。
1話完結ながら、週次ランキングでも上位に食い込む人気となり、緑谷出久と麗日お茶子の恋が大きく進展したり、トガヒミコが幸せそうな表情でお茶子の後押しをする姿に「これで俺も安心して天国に行けるぜ」「文句のつけようのないフィナーレだ!」「勇気をくれてありがとう」と、大団円となったヒーロー譚に感謝と感動の声が多くあがっていた。
なお、本エピソードは作中の巨悪となるオール・フォー・ワンや死柄木弔はすでにおらず、かなり平和な世の中になっているが、車を盗んだ犯人の通報を受けた緑谷たちA組全員が、犯人を強力な個性で制圧するシーンに「万引きしたらアベンジャーズが来たと想像してみてほしい」「驚きだ。ヒロアカで犯人にここまで同情するなんて」と、平和な時代ならではの過剰な戦力にツッコミが相次ぐ展開だった。


