■衝撃描写も話題に…日本特有のテーマは、海外ファンにどう映った?
春アニメは新作も非常に好調で、『鋼の錬金術師』でおなじみの荒川弘さん原作の『黄泉のツガイ』や、1話から衝撃的過ぎる展開を見せた松木いっかさん原作の『日本三國』などは、アニメチャートサイト「AnimeTrending」をはじめ、多くのランキングサイトでTOP10に食い込む人気を誇っている。
特に『日本三國』の独創的な絵のタッチと、主人公・三角青輝(みすみ あおてる)が弁をもって場を制する姿は海外勢にも刺さったようで「濃厚な政治ドラマが素晴らしい」「この絵はどうなってるんだ!」「絵もキャラクターも物語も独特だね」という声が飛び交っている状況だ。
また、『とんがり帽子のアトリエ』は、「AnimeTrending」の放送前期待度でも1位を記録し、原作マンガの海外人気も強かった。実際アニメが始まると、事前の期待をはるかに超える映像クオリティに驚嘆する声であふれている。
特に、総作画枚数2万枚以上という第5話については「世界観から音響まで、映画みたいだ」「OMG! 人生で最高な時間だよ!」と、圧倒的な映像美に心打たれる視聴者の声が目立った。
そして、数字だけでは測れないかたちで高い評価を得ているのが、落語をテーマにしたアニメ『あかね噺』だ。アメリカの大手エンタメニュースサイト「ComicBook.com」は、「成長や挫折、仲間との絆など、少年マンガとしての核をしっかり捉えている」と評した一方、「Rakugoは声の演技、言葉の細かなニュアンス、文化的前提に強く依存しており字幕だけでは面白さの全部を拾い切れない」とも述べている。
それでも本作を、“絶対に見逃すべきではない作品”と結論付けており、海外SNSのコメントでも「これほどまでに日本人になりたいと思ったことはないよ」「チェストの奥にある日本語の教科書を開くときが来た」と、落語の面白さに触れ、日本語習得を志すという海外勢まで現れている。
今回紹介した作品以外にも、アクションコメディとして高いクオリティを見せる『マリッジトキシン』や、海外のラブコメファンから絶大な支持を得ている『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』など、注目作が盛りだくさんの春アニメ。国境を越えたこの熱狂ぶりを最後まで見守りたい。
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