■連邦が誇る高性能モビルスーツたちが無残な姿に……
OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』では、サイド6のコロニー内に持ち込まれた地球連邦軍の最新鋭モビルスーツ「ガンダムNT-1」の奪取、もしくは破壊任務を遂行すべく、ジオン公国軍の特殊部隊「サイクロプス隊」が襲撃をかける。
サイクロプス隊は、ガンダムNT-1が持ち込まれた連邦軍基地に潜入するため、強襲用モビルスーツ「ケンプファー」で大規模な陽動作戦を実行。これに対し、地球連邦軍はペガサス級強襲揚陸艦「グレイファントム」から、スカーレット隊が出撃した。
スカーレット隊が擁するのは、ジム・コマンド、ジム・スナイパーII、量産型ガンキャノンといった、この時の最新鋭機体ばかり。ケンプファー1機を相手にするには過剰と思える戦力に見えたが、艦からの降下中を狙われて次々と撃墜されていく。そして無事コロニー内に降り立った機体もケンプファーの奇襲に遭い、まさかの全滅を喫したのである。
とんだ醜態を晒してしまったスカーレット隊だが、あえて敗因を探るとすれば、戦闘区域が中立コロニー内部だったことが考えられる。連邦側は、中立コロニーの内部ということで大胆な動きをとれなかったのに対し、後先考えないジオン側の奇襲がハマってしまったと見るのが自然なのかもしれない。
ガンダムファンとすれば、この時期の最強クラスの機体であるはずのジム・スナイパーIIの活躍を、もう少し見てみたかったというのが本音ではないだろうか。
今回は宇宙世紀のガンダム作品において、数的優位をくつがえされて惨敗を喫したケースを振り返ってみた。こういったジャイアント・キリングがまれに起こるのも、ガンダム作品の魅力といえるだろう。皆さんが一番好きな「大逆転シーン」といえば何を思い出すだろうか。
■スカーレット隊の惨敗シーンを映像でチェック



