■麦わら大船団の一員に加わった巨人族の船長

 エルバフ出身の巨人族の1人であり、麦わらの一味と密接な関係になったのが、新巨兵海賊団船長のハイルディンだ。ハイルディンは、ドレスローザ編で「メラメラの実」が賞品になった闘技大会に参加。優勝候補だったが、ルフィの強烈な一撃によって倒された。

 その大会終了後、ドンキホーテ・ドフラミンゴの部下であるシュガーにより、オモチャの姿に変えられ、強制労働させられる。そして、その窮地を助けたのがウソップだった。

 この一件でウソップを英雄視するハイルディンは、彼の仲間であるルフィにも恩返しを申し出、ドフラミンゴとの戦いに協力。ドンキホーテファミリーの幹部マッハバイスを倒す活躍をみせたうえ、ドフラミンゴの切り札である「鳥カゴ」の収縮も妨害し、ルフィがドフラミンゴを倒すのに貢献したのである。

 その戦い後は、キャベンディッシュやバルトロメオといったコロシアムの出場戦士たちと意気投合。非公式の組織ではあるが、ルフィを大船長とする「麦わら大船団」を結成した。

 今後ハイルディンは「麦わら大船団」の一員として、物語にどのようにかかわってくるのかも注目されるところだ。

 また、ルフィたちが物語の中で絡んだ巨人族以外にも、実は答えが明かされていない「巨人の伏線」らしき描写も残されている。それの代表的なものがパンクハザードで発見した、巨人族らしき氷漬けである。

 パンクハザードは世界政府直轄の研究所があった島で、かつてはベガパンクの実験施設であった。監獄代わりに一部の囚人たちが連れてこられたようで、何らかの人体実験が行なわれていたという。

 世界政府は数百年前から巨大化の研究をしており、シーザー・クラウンもその研究を進めていたことが分かっている。それらを加味すると、巨人族に謎が隠されているのは間違いなく、「巨人族らしき氷漬け」はその研究に関係している可能性も十分考えられる。

 現在進行中のエルバフ編の中でもいろいろ謎が明かされつつあるが、そのあたりの真相がすべて解き明かされることも期待したい。

 

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