ファミコン&スーファミ時代のRPGで「バランスブレイカー」すぎたアイテムたち 『MOTHER2』の「ペンシルロケット」に『FF6』の「バリアントナイフ」も超強力の画像
『ファイナルファンタジーVI』(スクウェア)  (C)1994 スクウェア(写真/ふたまん+)

 最初は弱かった主人公たちが、地道なレベル上げを繰り返すことでどんどん強くなっていくところはRPGの醍醐味といえる。経験値を得るとともに所持金を貯めて、新しいアイテムや武器を購入して次の街、次のダンジョンへと進んでいくのは何よりも楽しいポイントだ。

 当然、ゲームが終盤になるほど強力な武器も手に入るのだが、中にはあまりにも強すぎてゲームバランスすら崩壊させてしまう「ぶっこわれ武器」とでもいうべき強力無比なアイテムも少なくない。

 今回はファミコンスーパーファミコン時代の代表的なRPGの中で、あまりにも強すぎたアイテム・武器を振り返りたい。

 

※本記事には各作品の内容を含みます

■ボス相手でも楽勝! チート級の最強アイテム

 まずは『MOTHER2 ギーグの逆襲』(1994年、任天堂)に登場する「ペンシルロケット20」というアイテムを紹介したい。これは敵を攻撃するためのアイテムではあるが、装備品ではなく使い捨てのアイテムとなっている。

 ペンシルロケット、ペンシルロケット5、ペンシルロケット20の3種類が存在し、ペンシルロケット20の威力はペンシルロケットのおよそ20倍と非常に分かりやすい。

 このペンシルロケット20が非常に強力な武器なのである。こちらの通常攻撃で100ぐらいのダメージを与えればいい方という段階でも、1発放てば最大2000ものダメージを与える破壊力がある。

 密売人などから買うことができ、値は張るものの金さえ出せばボスが相手でも楽勝。まさにバランスブレイカーと呼ぶべき秘密兵器なのである。

 本作は現代のアメリカのような、資本主義の国が舞台となっている。このようなめちゃくちゃ強いアイテムが購入できてしまうのは、ある意味リアルだ。「金がある者こそが強い」を体現した武器といっても過言ではない。

■与えたダメージだけHPを回復!

 続いては『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(1994年、任天堂)から魔導書「リザイアの書」を振り返りたい。

 魔導書は魔道士や司祭などが武器として用いるもので、剣や槍ではダメージを与えられない固い敵にも大ダメージを与えられる。その中でも、リザイアは特殊な性能を有している。

 それが、与えたダメージの分だけ自分のHPを回復させるというもの。これが絶大な効力を発揮するのだ。

 手強いシミュレーションとして知られる『ファイアーエムブレム』シリーズは、かなりレベルを上げたキャラクターでも集中攻撃を受けると倒されてしまうシビアなゲーム性だ。

 だが、このリザイアを装備したユニットであれば、攻撃されても反撃で回復し、倒されにくくなる。それだけでも十分強力だが、さらに「星のオーブ」というアイテムを持っていれば武器の耐久力が減らないので、本来であれば使用回数に制限のあるリザイアを無尽蔵に使えるのである。

 これにより、敵の本拠地周辺にリザイア持ちを1人で送り込み、たとえ多数の敵に囲まれたとしても簡単にやられることなく、逆に敵を全滅させることも可能。シミュレーションRPGの醍醐味である戦略を度外視して、たった1人で戦局を変えてしまう壊れっぷりである。

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