■かわいい顔した金融版デスゲーム!?『FX戦士くるみちゃん』

 ふたつ目の作品は、原作・でむにゃんさん、作画・炭酸だいすきさんによる、『FX戦士くるみちゃん』。投資の光と闇を描いた異色作として、2021年から『コミックフラッパー』(KADOKAWA)で連載がスタート。FX(外国為替証拠金取引)を題材にしたリアリティが話題を呼び、2026年に満を持してアニメ化される。

 物語の主人公は、20歳の女子大生・福賀くるみ。亡き母が遺した「2000万円の損失」を取り戻すためにFXの世界に足を踏み入れた彼女は、自らの知識と分析力を武器に、母を死に追いやった相場という魔物に挑むことになる……。

 登場キャラクターのかわいさと裏腹に、デスゲームさながらの精神的に追い込まれる描写が魅力の本作。「含み損」や「強制ロスカット」「ナンピン(難平)」といったFXに関する専門用語が飛び交うのも特徴だ。

 また、くるみのほかにも、奨学金を投資に注ぎ込む芽吹や、友人を出し抜いて儲けようとする萌智子といったクセ強なFX戦士たちが登場。相場に追い詰められた彼女たちが、冷静さを失って泥沼にはまっていく様子も、この作品ならではの見どころといえるだろう。

 公開されたアニメのティザービジュアルでは、くるみが笑顔でこちらを見つめる“通常版”だけでなく、多額の損失を出して絶望的な表情を見せる“強制ロスカット版”が同時に発表された。SNSでは「なんでこれアニメにするんだよw」「今年一番のホラーアニメ」といった声が上がるなど、いろんな意味で大きな注目を集めている。

 ゆるふわな絵柄からは想像もつかない地獄が繰り広げられるデスゲームの果てに、彼女たちは何を見つけるのか……その幕開けを心待ちにしたい。

■気になるあの子は危険な香り…?『地雷なんですか?地原さん』

 最後の作品は、りょんさんによる学園ラブコメ漫画が原作となった『地雷なんですか?地原さん』。2021年6月からマンガアプリ「GANMA!」(コミスマ)にて連載が開始されると、地雷系女子の魅力が大きな反響を呼び、同サービス内で13か月連続TOP3入りを果たした人気作だ。

 物語の主人公は、高校2年生の地味系男子・黒木。そして、クラス替えで彼の隣の席になったのは、周囲から“地雷系”と噂され、どこか危うい雰囲気をまとった美少女・地原舞だった。

 少々近寄りがたい「地原さん」の外見に怯える黒木だったが、実際に接してみると、彼女の正体は噂とは違う「天然でポンコツ」な少女。予測不能な言動で黒木を振り回しながらも、実は猫や餃子をこよなく愛するという地原さんの愛らしいギャップが、本作の最大の魅力となっている。

 黒木と地原さんのコミカルなやり取りをベースにしつつ、物語が進むにつれて少しずつ変化していく二人の距離感も見どころの1つ。ラブコメ特有の絶妙なすれ違いが生む、じれったいかけあいには、読者からも「尊い以外の言葉が見つからん」といった声があがるなど定評がある。

 2026年内のテレビアニメ化に際し、地原舞役に鈴代紗弓さん、黒木役に浦和希さんと、過去のPVやボイスコミックで同じキャラを演じていた声優が続投することが決まった。

 ミステリアスな少女の素顔が少しずつ明らかになっていく過程に、思わず頬が緩んでしまうこと間違いなし。アニメでも、地原さんの魅力を余すことなく再現してくれることに期待したい。

 

 いずれも個性的な作風や尖った部分が魅力の3作品。アニメ化されることによって、それぞれの独特な世界観がどのように映像表現されるのかは見ものだ。詳細な放送スケジュールの解禁を含め、2026年の放送開始を楽しみに待ちたい。

 

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地雷なんですか? 地原さん(1)
地雷なんですか? 地原さん(1)
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