GWに一気見の価値アリ!生粋アニオタ・田口尚平が選ぶ冬アニメ「珠玉の作品」【アニメ最強番付2026冬・関脇編】の画像
田口尚平さん(画像:本人提供)

 アニメファンから“豊作”の呼び声が高かった2026年冬アニメ。70以上の作品が並び、話題性、クオリティ共に歴代トップクラスだった今クールは、国内外でも大きな話題を呼びました。

 今回は、そんな冬アニメラインナップの中から、「アナウンサーの皮をかぶったオタク」としても知られる田口尚平氏が、特に秀逸だった作品をピックアップ! 自身の目で観て選んだ「2026冬ベストアニメ」を、熱い想いとともに発表していきます。

 現在フリーアナウンサーの田口氏は、ゲーム実況などで活躍する傍ら、毎クール放送されるアニメ作品をほぼ欠かさずチェックしているという生粋のアニメファン。そんな田口氏が“アニオタ目線”で選出した2026年冬のベストアニメは、はたしてどの作品なのか。

 今回は【関脇編】、第5位~第3位の作品を発表します!

【第1回/全3回】

■車も設定もぶっ飛びすぎ!? だがそれがいい! 第5位は『MFゴースト 3rd season』

 第5位に選んだのは、『MFゴースト 3rd season』。『頭文字D』のしげの秀一さんの同名漫画が原作で、キャッチコピーも、前作『頭文字D』が“公道最速伝説”なのに対し、今回の『MFゴースト』は“新公道最速伝説”。つまり世界観をそのまま引き継いでいるわけですよ。てか、みんな好きですよね? 『頭文字D』。その正統後継作品なんだから、面白いに決まってる!

 さて、ざっくり物語としては、自動運転が普及した近未来の日本を舞台に、純エンジン車で公道レース「MFG」に挑む熱い自動車アニメです。でも、ただ速い車が走りまくるアニメじゃなくて、マシンの特性と変人ドライバー達の駆け引きを楽しむ作品になっています。

 設定はいろいろありますが、この世界では富士山はすでに噴火していて、でも都内は何ともなくて、でもなぜか箱根付近だけ灰が蔓延しています。設定も車も基本的にぶっ飛んでいるんですよ。車が空を飛ぶ? なに言ってんだおま……うわぁぁぁ飛んだぁぁぁぁ! みたいな。

 でも、そんなもんは些細なことです。キミだって、富士山が噴火して使えなくなった公道があったらレース用に使うだろ? そのレースコース上に川が流れていたら、ジャンプ台を用意してスポーツカーを飛ばすだろ? そんなことは『MFゴースト』じゃあ常識なんです。

 でも、そういった設定にリアリティを持たせているのが「サウンド」だと思うんです。私は車が大好きなんですが、この作品の“音”への執着を褒めないわけにはいかない。国産車はもちろん、ポルシェ、フェラーリ、BMW、アストンマーティンの走行音が気持ちええんじゃ〜〜。YouTubeに音収録の映像もあがっているからぜひとも見てほしいですね。

 車好きにとってエンジン音や排気音はただのSEじゃなくて、マシンのキャラクターそのもの。だから、車だって主人公なの。画のスピード感だけじゃなく、音で“この車が走っている”感じを際立たせる作品はこれだけだと思います。

 また、「MFG」の第3戦では、メインキャラクターのカナタ・リヴィントン(片桐夏向)が肘に怪我を負い、2速(※)が使えないままレースを走るという状況になります。駆動力も出ないし、絶望的な状況でみるみる順位を落とすんだけど、そこはさすがの主人公。不思議なパワーで肘の痛みが無くなって(あとで回収される)、爆音ユーロビートが流れてきて、神業ドライビングで大まくり。アドレナリンがドバドバってワケです。

※2速(セカンドギア):一般的に、MT車やAT車の「2段目の変速ギア」のこと。1速より速度が出て、3速より力が強いため、主に坂道や下り坂などで使用される。

 「これが見てえのよーー!」っていうのを真っ直ぐ出してくれることのありがたさを享受しましたね。FINAL SEASONまで制作が発表されているので、楽しみが止まりません。

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