安藤玲一に鎬紅葉、マホメド・アライJr.も…見るだけで悶絶!『刃牙』シリーズに登場した「とんでもない治療法」の画像
※画像は2020年7月6日に投稿されたアニメ「刃牙」シリーズ【公式】X(@baki_anime)のポストより「マホメド・アライJr.」

 1991年より『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載が開始された、格闘漫画の金字塔として人気を誇る『グラップラー刃牙』。

 そこから始まった『刃牙』シリーズは、板垣恵介氏の代表作として現在も連載は続いており、今年2月にはNetflixにて原作の第4部にあたる『刃牙道』のアニメが配信され、ますます盛り上がりを見せている。

 強さを追い求める男たちの激闘を描いた本作だが、その一方で、戦いで負った怪我をまさかの手法で治療する、インパクトの強いシーンが数多く登場することでも知られている。

 今回は、濃厚なバトル描写に勝るとも劣らない、強烈な治療法の数々を見ていこう。

 

※本記事には作品の内容を含みます。

 

■安藤玲一:火薬を使った腹部の消毒

 物語の第1部にあたる『グラップラー刃牙』では、主人公・範馬刃牙の幼少期の活躍も描かれている。刃牙はさまざまな荒行で鍛錬をおこなうが、その刃牙が飛騨の山籠もりの最中に出会った山岳監視員・安藤玲一は、自身が負った重傷をとんでもない方法で治療した。

 安藤は身長2mを超える大男であり、刃牙の父・範馬勇次郎とも旧知の仲であることから、息子である刃牙を歓迎し、山での暮らしをサポートしていた。

 その見た目通り、身体能力は常人離れしており、熊程度ならば素手で倒すことが可能。刃牙にとって頼りがいのある存在だったのだが、山に潜む最強の野獣・夜叉猿との対決で彼は思わぬ深手を負ってしまう。

 鍛え上げた肉体や手にした武器は、夜叉猿には一切通用せず。安藤は指を食いちぎられ、さらに腹を裂かれて腸を引きずり出されてしまったのだ。

 なんとか一命をとりとめるも、傷の深さはもちろん、野生の獣が持つ雑菌に感染する恐れもあった。このまま放っておくと、致命的な事態になりかねない。

 そこで安藤は、自身の腹部の傷を消毒するため、山小屋にあった“あるもの”を利用し、まさかの治療法を披露する。その道具とは、黒色火薬であった。

 なんと彼は腹部の傷に火薬を振りかけ、直接火を放つことで雑菌を焼き尽くそうとしたのである。無論、麻酔などあるわけもない。

 安藤は口にタオルを噛み、傷口に広がる激痛に身をよじらせながら、耐えたのである。

 この荒療治が功を奏したのか、安藤はなんとか無事生還を果たす。だが、深く切り裂かれた傷を自ら焼くという常軌を逸した行為に、読者も思わず己の腹部を押さえてしまったことだろう。

 サバイバルの知識、技術はもちろん、安藤の規格外の頑強さがあってこそ実現した、まさに人間離れした治療方法だった。

■鎬紅葉:自身の指でおこなった視神経回復手術

 バトル漫画では戦いで負った傷を治療する、ドクターのような役割のキャラクターが登場することも珍しくはない。『刃牙』シリーズでも凄腕のドクターがたびたび登場するが、なかでも医学知識を戦いに応用したのが、刃牙と死闘を繰り広げた鎬紅葉だ。

 バランスよく鍛え上げられた超人的な肉体のみならず、相手の体を効率よく破壊する術を駆使し、対戦者である刃牙を大いに苦しめた。

 そんな天才外科医の彼が常人離れした治療を見せつけたのが、「最大トーナメント編」での一幕である。

 その1回戦にて、紅葉は実の弟・鎬昂昇と対戦。まさかの兄弟対決となったが、2人はいっさい手加減をすることなく、全力でぶつかり合った。

 弟・昂昇は、鍛え上げた指の力で相手の肉体の神経を切断する「紐切り」を得意技としており、彼は改良を加えたその技を容赦なく兄・紅葉に叩き込む。

 その結果、「紐切り」が首に命中した紅葉は目を司る神経を切断され、両目の視力を失ってしまう。

 もはや戦いは続けられず、勝負ありかと思われたが、ここで紅葉は外科医としての腕前を驚くべきかたちで発揮する。なんと彼は、首筋の傷口に指を突っ込み、その場で自身を「手術」し始めたのだ。

 昂昇や観客たちが驚愕する前で、手術は無事成功。紅葉は医療道具すら使わず、己の指のみで神経をつなぎ直し、見事、視力を回復してみせた。

 即座に自己治療を完遂する手腕もさることながら、試合会場のど真ん中で躊躇なくそれを実行してしまう彼の度胸にも驚かされる。ただのファイターではなく、医師としての一面を併せ持つ紅葉だからこそできた回復術だった。

 ちなみに、この「紐切り」で標的とされた視神経は、本来は首には通っていないという。『刃牙』シリーズならではのハチャメチャな設定ではあるが、このような現実離れしたシーンにも凄まじい説得力を持たせてしまうのも、本作の圧倒的な迫力がなせる業なのかもしれない。

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