■スーパーファミコン用シリーズ3作目は10万円超え!

 『奇々怪界』の続編はスーパーファミコンで出ていて、こちらも高値が付いています。当店では2作目の『奇々怪界 謎の黒マント』(1992年)を7万9200円(税込)、3作目の『奇々怪界 月夜草子』(1994年)を16万5000円(税込)で販売中です。

 2タイトルとも、タイトーじゃなくてナツメが開発・販売しているんですよね。ナツメが関わっているソフトには、高額化するものが多い印象で……たとえば、タイトーのアーケードゲーム『ニンジャウォリアーズ』(1988年)のスーパーファミコン版『ザ・ニンジャウォリアーズアゲイン』(1994年)もナツメが開発しています。このソフト、箱と取扱説明書が付いたものは、ネットオークションなどで数万円で取り引きされているようです。

 そうそう、2022年だったか、ニンテンドースイッチなどのコンソール機向けに『奇々怪界 黒マントの謎』というシリーズ最新作が出たんですよ。これがシリーズ作品に目を向けるきっかけとなっているのか、スーパーファミコン版の2作品は、近年ますます人気が高まっている印象です。

■『奇々怪界』の遺伝子を継ぐプレミアソフトも!?

 『奇々怪界』関連では、もっとプレミア価格で取引されているタイトルがあります。

 それがスターフィッシュ・エスディの『雪ん娘大旋風~さゆきとこゆきのひえひえ大騒動~』(2007年)です。はじめにWiiでリリースされて、翌年にプレイステーション2でも発売されたタイトルなのですが、これが今では全然手に入らないんですよ。私も一度しか見たことがありません。もし、入荷したらかなりの高額で販売することになるでしょうね。

 この『雪ん娘大旋風』、タイトルも違いますし、パッケージを見ても全く『奇々怪界』とは別物ですよね。でも実は、業界のウワサで『奇々怪界』の流れをくんだゲームなんじゃないか……と言われているんですよ。開発中止になった『奇々怪界2』というプレイステーション2用ソフトが関係している説もありますが、はたして……。

 ちなみに、現在はニンテンドースイッチ版やダウンロード版があります。どんなゲームか興味がある方は、簡単に遊ぶことができますよ。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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