1998年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されている人気漫画『HUNTER×HUNTER』。現在は休載中だが、作者の冨樫義博氏によって、定期的に原稿の作業経過がSNSで報告されている。
4月8日には「No.430、人物ペン入れ完了」という報告の後、「420話~の掲載時期はジャンプ編集部の発表をお待ちください」というメッセージが投稿された。
連載再開への期待も高まる中、今後どのような展開を迎えるのか非常に楽しみなところ。直近の話ではカキン帝国の王位継承戦はクライマックスを迎えており、王子たちやA級首の幻影旅団、マフィア組織など、クセの強いキャラクターたちが文字通り死闘を繰り広げている。
そんな殺伐とした世界において我の強い猛者が多いからこそ、逆に心優しいキャラクターの存在が際立つ。情に厚かったり、とことん誠実だったり、動物に好かれたり、と作中屈指の人格者たちが見せた「いい人すぎるエピソード」を振り返ってみたい。
※本記事には作品の内容を含みます。
■ハンター仲間からも認められた「誰よりも情に厚い男」
主人公のゴン=フリークスらが参加した287期ハンター試験の参加者で、見事合格したレオリオ=パラディナイト。いきなり俗物的な態度をとり、試験会場に向かう道中の船でハンターの志望動機を聞かれた時は「金」だと即答、クラピカから「品性は金で買えないよ」と軽蔑されていた。
しかしその後、短い付き合いの中でレオリオという男の本質を見抜いたクラピカは、彼に自身の身に起こった秘密を明かし、「ハンターになって幻影旅団を捕らえる」という真の目的まで伝えている。
レオリオもその誠意に応え、自分が金に執着するのは、法外な手術代が払えずに命を落とした友だちがきっかけであることを打ち明けた。
さらにレオリオは、医者になって亡き友だちと同じ病気の子どもを治療し、その親に「金なんかいらねェ」と言ってやることが夢だと語る。つまり、レオリオが金を求めるのは医者になるために大金が必要だったからであり、その熱い想いを聞いたクラピカは得心した表情を浮かべていた。
また、キメラアント編で「二度と念能力が使えなくてもいい」という制約と誓約による代償により、ゴンが瀕死の状態になった時の彼の姿勢も心に響いた。
レオリオは、死の淵をさまようゴンの見舞いにもこない父親のジン=フリークスに対して激怒。“十二支ん”が集まった会議にて、直接ジンを問い詰める。何を言ってもゴンに会おうとしないジンの態度に怒りが頂点に達したレオリオは、念能力を使って公衆の面前でジンを殴り飛ばした。
ハンター協会でも有数の実力者であるジンが相手でもまったく臆さない彼の熱い友情に、多くのハンターが心を打たれ、レオリオは一目置かれる存在となったのである。


