■「ワンセコンド・トランザム」を生んだ奇跡の最終決戦仕様
テレビアニメ『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』に登場した4機のガンダムは、物語の鍵を握る「量子演算処理システムヴェーダ」奪還のため、大量の敵艦隊およびMSを突破すべく、最終決戦仕様に強化された。
主役機ダブルオーライザーの最終決戦仕様は、主武装であるGNソードの換装のみだった。そんな中で目を引いたのが、ケルディムガンダムの最終決戦仕様である「ケルディムガンダム GNHW/R(GNヘビーウェポン/ライフル)」だ。
ケルディムガンダムの主武装であるスナイパーライフルと同等の威力を持つ、6基のGNライフルビットが追加。無線誘導で操れるライフルビットからは高出力のビームが放たれ、敵の大群を突破するのに活躍した。
さらにはケルディムのパイロットであるライル・ディランディにとって、家族の仇でもあるアリー・アル・サーシェスが乗るアルケーガンダムと激突。同じビット兵器GNファングによる猛攻をライフルビットで防ぎ、最後はビームピストルをアルケーに叩き込んで勝利をおさめた。
そしてケルディムとライルの最大の見せ場は、その後に訪れる。刹那・F・セイエイの援護に向かったライルは、リヴァイヴ・リバイバルが乗るガデッサと一騎打ちに。連戦でボロボロの状態のケルディムはガデッサに圧倒される。
この絶望的な状況でライルが「ハロ、トランザムは?」と尋ねると、ハロは「ワンセコンド、カノウ」と回答。その1秒の覚醒にすべてを賭けたライルは、とどめを刺そうとするガデッサの動きに呼応してトランザムを発動。紙一重でガデッサのサーベルを回避したライルは、超至近距離からケルディムのビームピストルでコクピットを撃ち抜いた。
この奇跡の逆転劇をもたらした渾身のトランザムは、ファンの間で「ワンセコンド・トランザム」とも呼ばれ、ケルディムの最終決戦仕様を象徴するシーンとして知られている。


