2026年も4月に入り、春ドラマが続々と放送され始め、盛り上がりを見せている。近年は漫画や小説を原作とした実写作品も多いが、今クールもその流れは継続されており、様々な実写ドラマがスタートする。
今回はその中から、特に注目度の高い漫画原作の2026年春ドラマをいくつかピックアップ。あらすじと見どころをひもといていこう。
■DINKs夫婦に起こる悲劇の連鎖『産まない女はダメですか?DINKsのトツキトオカ』
まずは、テレビ東京系列で毎週月曜23時6分に放送中の『産まない女はダメですか?DINKsのトツキトオカ』。
北実知あつきさんの漫画『DINKsのトツキトオカ 「産まない女」はダメですか?』を実写化した本作は、「DINKs(ディンクス=共働きで子どもを持たない選択をした夫婦)」の間に起こる、衝撃の運命を描くヒューマンドラマである。
物語の軸は、幼少期のトラウマから子どもを望まない金沢アサと、その意思を尊重して結婚した夫・金沢哲也。結婚から3年が経っても順風満帆な関係を築いていたはずの2人だったが、実は哲也は子どもを諦めきれず、こっそり避妊具に穴を開けるという衝撃的な行動に出ていた。望まぬ妊娠をきっかけにアサは大きなショックを受け、夫婦関係は次第に泥沼化していく。
実写版では、アサを宮澤エマさん、哲也を浅香航大さんと、演技力に定評のある2人が演じる。「DINKs」という現代社会でも取り沙汰されるテーマを扱っていることもあり、2人の繊細な演技に注目だ。アサと周囲の人々との関係性を通して、こうした題材が実写としてどこまでリアリティをもって描かれるのか、その行方が気になる。
■女子高生の信者ビジネス×恋を描く衝撃のサスペンス『るなしい』
次は、テレビ東京系列・木曜24時30分枠で放送中の、意志強ナツ子さんによる同名漫画を実写化した『るなしい』。「女子高生宗教純愛サスペンス」というキャッチコピーのもと描かれるのは、“火神の子(神の子)”として育てられた少女の初恋と復讐の物語だ。
主人公は、祖母が営む鍼灸院で怪しい信者ビジネスを手伝う女子高生・郷田るな。そうした境遇ゆえに学校では悪目立ちしており、嫌がらせを受ける毎日を送っていた。そんなある日、彼女は自分を助けてくれたクラスメイト・成瀬健章(ケンショー)に恋をしてしまう。
神の子として恋愛を禁じられているるなは、そのことを理解しながらもケンショーに抑えきれない想いを告げたが、あえなく失恋。傷心から歪んだ感情が生まれ、ケンショーを信仰ビジネスへと引き込み復讐を誓う。そしてここから、10年以上にわたるサスペンス劇が幕を開ける。
歪んだ物語の核を担うるなを演じるのが、原菜乃華さんだ。爽やかで清純派なイメージのある原さんだが、本作では一転。恋心と復讐心という相反する感情を秘めた難役に挑んでいる。その振れ幅の大きい演技で新たな境地を切り開きそうだ。
そして、ケンショー役には俳優やモデルとして注目を集める窪塚愛流さんが抜擢されている。るなの運命を揺るがす重要な役として、どのような掛け合いを見せていくのか、今後の展開が楽しみだ。


