■突拍子もない戦術が今後吉と出るか、それとも凶……!?

 たしかに、ダンスを求められているのに歌を歌うのは、普通の社会においてはNGな行動かもしれない。例えば、こちらが「おスシをお願いします」とオーダーしたはずなのに、運ばれてきた料理を見たら、それはステーキだったというようなことだ。

 しかし、小林には何かしらの意図があったのだろう。高みを目指す上で、ダンスだけではなく歌もできる、ということをアピールしたかった……とか。

 ただ、エンターテインメントの世界において正解はないので、これがプラスに働くことだってある。実際に、小林はおディーン様の逆鱗に触れた(?)練習生として知名度を集めているので、「歌だけでいきます」の強行突破な行動も、ある意味よかったとも言える。思い返せば、小林の兄・大悟も、レベル分けテストのときの態度がトレーナーの逆鱗に触れていたので、“小林兄弟あるある”なのかも……なんて、ひとりでエモーショナルな気持ちになった。

 そして2週目からは、いよいよ本格的な合宿がスタート。いちばんのハイライトは、やっぱりINIのサプライズ登場だろう。『日プ2』のときは、先輩・JO1に悩み相談をしていた彼らが、今度は後輩たちに寄り添う番になる。エモい、エモすぎる。INIは練習生をサポートする「101 SPECIAL BUDDY」を務めているので、これからメンバーが順々に登場することになるのだろうか。

 この日、練習生たちの悩みを聞いたのは、許豊凡・田島将吾・佐野雄大の3人。『日プ新世界』は、新世代の扉を開くグローバルボーイズグループ誕生を掲げているため、国外から参加しているメンバーも多い。

 そう考えると、中国出身で、母国語の中国語に加えて、日本語と英語と韓国語を話すマルチリンガルの許と、韓国の事務所で練習生経験がある田島の登板は、大正解だ。また、Fクラスからデビューをつかんだ佐野も、実力不足に悩む練習生たちの希望になったはず。

 実際に、佐野は自身に憧れてオーディションを受けたという練習生・青沼昂史朗に「自分のことは大切にしてあげてほしいなって思ってて、(中略)、苦手な部分こそ成長の幅を見せられる自分の武器だと思う」と不安に寄り添いつつ、実践的なアドバイスを送っていた。

 さらに、INIのリーダー・木村柾哉がスタジオに登場すると、練習生たちは、「頭ちっちゃと思いました」「顔の大きさが(小さすぎる)」と大盛り上がり。憧れの先輩に接することで、デビューへの想いもより強くなったのではないだろうか。

 練習生たちが「一番愛している人に1本の電話をかける」最愛の家族へのシーンも印象に残っている。過酷な練習生生活のなか、心を許せる家族の声を久しぶりに聞いた練習生たちは、「寂しい」「悔しい」「母ちゃんのご飯が食べたいです」と涙を流す。『日プ』シリーズ恒例の、練習生たちの素が垣間見える企画だ。

 そんななか、スターの片鱗を見せていたのが、釼持吉成と加藤大樹。この2人だけは、「ご飯は日本にいた時より、バカ食ってる。モリモリ」(釼持)「食べたいものいっぱいたまりすぎて、日記書いちゃう! 食べたいものリストみたいな感じで」(加藤)と明るく話していて、メンタルの強さに感動した。彼らの強靭なメンタルは、アイドルとしてのストロングポイントになるだろう。

 4月9日配信の3週目では、ついにグループバトルが開幕。予告では不穏な空気がただよいまくっていたが……どうなるんだ、新世界!

 

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INI Viva la vita
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