1月18日から放送されている鈴木亮平主演の日曜劇場『リブート』(TBS系)。3月29日にはいよいよ最終回を迎えることになり、主人公・早瀬陸とその妻・夏海がどのような結末を迎えるのか、多くの視聴者が固唾を飲んで見守っている。
はじめは“謎だらけ”の状態で始まった本作だが、ストーリーが進むごとにさまざまな事実が発覚し、登場人物たちの思惑も明らかになってきた。しかし、そんな中でも、いまだに真意が読めないどころか正体すらはっきりとしない者も存在する。
今回は、最終回の鍵を握るかもしれない「5人」の疑惑の人物について情報を整理していきたい。
※本記事は『リブート』第9話までの内容を含みます。
■警察内のスパイは誰?
まず、警察内で気になる存在が、儀堂の部下・寺本恵土(中川大輔)と、上司である係長・三上章大(池田鉄洋)である。彼らはともに夏海殺害事件の捜査にかかわる刑事であり、儀堂さらにはリブート儀堂(=早瀬陸)との接点も多い。
作中でいまだ回収されていない謎の中に、「警察内にいる合六のスパイ」が誰なのかというものがある。夏海の死を偽装し、組織に警察内の情報を流していた人物……。リブート儀堂はその正体を突き止めるため、「捜査一課のロッカールームの防犯カメラの映像」から、誰が儀堂のロッカーにノートパソコンを仕込んだのかを知る必要があると考え、部下の足立に指示を出している。
第9話のラストでは、真北正親(伊藤英明)が裏切りを告白しているが、防犯カメラの映像がまだ出ていない以上、彼が実は“二重スパイ”だという可能性も残る。そもそもスパイが1人とも限らない。そんな中、疑いの目を向けられているのが、寺本と三上の2人である。
特に寺本は、SNSでは以前から疑いのまなざしを向けられている人物だ。
まず彼は、第1話で遺体のDNA鑑定書を持ってきている。さらに第3話では「なくしたって言ってたロッカーのカギです」とリブート儀堂にカギを渡す場面もあった。鑑定書は夏海の死の偽装にかかわっている可能性があり、ロッカーのカギを持っていたことは当然、「ノートパソコン」の一件にもつながってくる。そのあたりにスパイ疑惑が持たれているわけだ。
一方、三上は人当たりが良く、一見、疑う要素はなさそうな好人物。だが、まだ死んだとされていた時期に、本物儀堂と飲みに行っており、その飲みの席で彼からロッカーのカギの話を聞いたと話していた人物でもある。
リブート儀堂が警察に拘束された際には、取調室を訪れ、「お前の部屋からは何も出てこなかった」と彼にスマホを渡している。のちに、このスマホには盗聴器が付けられていたことが判明。
当初は、リブート儀堂に最初にスマホを渡したのが一香だったため、一香が監視用に仕込んだとも考えられた。しかし一香=夏海が判明した今、彼女がわざわざ盗聴器を仕掛けたとも思えず、「盗聴器は三上が仕込んだのでは……」と、一気に疑惑の人物へと浮上した。
また、やたら「ランパブに行っていることを隠したがっている」ことも気になるポイント。この件について話すときだけ妙な凄みがあり、もしかすると何か他に理由があるのかもしれない。
これらの「疑惑」から、寺本と三上のどちらか、あるいは両方が、合六のスパイであってもおかしくない状況なのは間違いないだろう。
■組織に関係する重要人物
これまで登場した組織幹部の中にも、まだ怪しい人物は残っている。
まず挙げられるのが、玉名幸則(青木伸輔)だ。名前だけ聞いてもピンと来ず、「サングラスの男」と言われてようやく姿が思い浮かぶ人も多いのではないだろうか。合六が鉄板を前に「恐怖の手料理」を振る舞う際、いつも端に座っている男だ。
玉名は第1話から登場しているにもかかわらず、番組サイトで公開されている相関図には不在。さらには、はっきり口にしたセリフが第1話の「はい」「すいません、お気遣いありがとうございます」と、第9話の「儀堂さんとは付き合っていたわけだしありえるかもしれない」くらいという影の薄さ。しかし、第1話から裏組織の幹部会に出席しているのは確かなわけで、まさに謎の存在感を放っている人物なのだ。
同じく途中までほぼ出番なしだった幹部・菊池(塚地武雅)の存在が、終盤で突如目立ってきたのもあって、最終話で彼の“見せ場”があるのではと推測する声も多い。
そういう意味では、「マー会長」も気になる存在に浮上する人物となる。彼は、合六のクライアントであり、香港の闇組織の会長。こちらは相関図に記載されていないどころか、どんな姿をしているのかさえわからない。
にもかかわらず、これまで名前だけは頻繁に出ているため、存在感はやはり大きく、SNSでは「マー会長はすでに登場しているのでは」「誰かにリブートしている?」との予想も上がっているほど。たしかに最終回で意外な人物がその正体を現しても、まったくおかしくない。その候補として玉名を挙げる視聴者もおり、だとすると登場シーンがやたら少ないのにもうなずけるが……。
最後に、誰より物語を左右する“重要人物”と思われるのが、冬橋とバディを組む霧矢直斗(藤澤涼架)だ。
第9話で、霧矢は合六の命令を受けて菊池を連れていき、冬橋航(永瀬廉)の裏切りの現場をおさえた。また、第7話のマチが殺害された事件は、彼が冬橋の“妙な動き”を合六に報告したことが引き金となっており、冬橋の相棒的な存在ながら、合六ら幹部の「コマ」となっていることは明らかなのだ。
そんな中で、注目を集めているのが「放送前に公開された予告動画」だ。この予告で、霧矢が菊池に銃を突きつける場面があるのだが、このシーンはこれまで本編には出てきていない。
そして第9話のラスト、菊池が冬橋とリブート儀堂を銃殺しようとするシーンでの服装や背景が、この予告編での場面と一致。そのため、第9話ラストにつながる形で、この予告編の場面が登場するのでは……と推察されているのだ。
つまり、合六たちの「コマ」として動く一方、仲間である冬橋を救う可能性もまだ残っている霧矢。まさに、リブート儀堂の命運を握る人物と言っていいだろう。
早いもので、いよいよ最終回を迎える『リブート』。早瀬夫婦と闇組織の長きにわたる戦いがどのような結末を迎えるのか、最後の最後まで目が離せない。


