■強さだけじゃない「バーダックの魅力」

 そして最新のテレビアニメ作品の『DAIMA』にも回想シーンの中で登場しているバーダック。2018年公開の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、バーダックの過去のエピソードが描かれていた。

 本作の冒頭では、惑星ベジータがフリーザによって破壊される前の日常が描かれている。そこにはアニメ初登場となるバーダックの妻・ギネ(悟空の母親)も登場。戦闘に明け暮れるバーダックではなく、家族を思う人柄まで描かれた。

 本来サイヤ人は恋愛感情をいだくことがまれで、仮に夫婦になっても淡泊な関係になるのがほとんどだという。バーダック自身が妻のギネに「おまえの甘ったるい病気がうつったんだ」と語っていたが、このふたりのような関係自体が珍しいとされた。

 また『たったひとりの最終決戦』では、子どもに対する愛情も薄そうに見えたバーダックだが、本作では息子であるカカロットを地球に送りこむ際に心配する様子も見せている。妻のギネも家族思いの女性で、仲むつまじい様子がうかがえた。

 もしもそんなバーダック一家がずっと一緒に暮らすことができていたら……そんなIFも見てみたくなる。

 なお、本作には鳥山明氏の原作があり『銀河パトロール ジャコ』のオマケ漫画「DRAGON BALL-(マイナス) 放たれた運命の子供」として単行本に収録されている。


 『ドラゴンボール』の漫画での出番はごくわずかだが、バーダックはアニメが初出のキャラとしては高い人気を誇り、ゲームには何度も登場している。中には超サイヤ人3に変身する作品まであるため、バーダックファンとしてはうれしいところ。

 今後も『ドラゴンボール超』に関するアニメ展開がいろいろとありそうなので、バーダックの活躍が少しでも見られる機会が増えることを期待したい。

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