3月8日から第二章が開幕する、鈴木亮平主演の日曜劇場『リブート』(TBS系)。裏組織の陰謀に巻き込まれたパティシエ・早瀬陸が、殺された妻の仇を討つため奔走する物語だ。果たして、早瀬はすべてを終えた後、愛する息子のもとに帰れるのか。今後も怒涛の展開から目が離せなくなりそうである。
本作のすべての始まりといえるのが、「10億円強奪事件」。さらに途中から「100億円強奪事件」も加わり、錯綜する情報に混乱してしまった人も多いのではないだろうか。そこで今回はこの2つの事件について、あらためて情報を整理しておさらいしていきたい。
※本記事は『リブート』第6話までの内容を含みます。
■3年前に消えた「10億円」
まずは、第1話から繰り返し言及されている「10億」について。
3年前、ダークバンカー・合六亘(北村有起哉)の組織の金庫から、10億円の現金が消えた。合六が客から預かっていたもので、無くしたとなれば裏社会での彼の信頼問題にもかかわる。当然、合六は必死になって犯人探しを始めるが、現在に至るまでそれが誰なのかを特定できていない。
この事件のキーパーソンは、早瀬の妻である早瀬夏海(山口紗弥加)、刑事・儀堂歩(鈴木亮平)、悪徳弁護士・海江田勇(酒向芳)の3名だ。
夏海は合六の組織の資金管理を任されており、10億の在りかを知る数少ない人間でもあった。そんな彼女を利用していたのが、儀堂と海江田の2人である。彼らはかねてより夏海を脅して組織の金を横領しており、10億の存在を知るとその強奪を計画した。
10億円が消えた直後に夏海が失踪し、誰もが犯人は明白だと考えたが、しばらくして彼女の遺体が発見されると話が変わってくる。結果、もともと横領を疑われていた儀堂が、犯人の最有力候補と見なされた。彼が自身の死を偽装し、早瀬を「儀堂歩」にリブートさせたのも、この危機的状況から逃れるためだった。
そして第3話では、儀堂が借りていたとされるトランクルームで、10億円の札束、夏海の運転免許証とスマホが発見される。これにより、儀堂が10億円を盗んで夏海を殺害した犯人だと確定したかに思われた。なお、この10億円は海江田のマンションに持ち込まれ、その結果彼は10億強奪の濡れ衣を着せられ始末されてしまうのだった。
■現在盗まれた「100億円相当の商品」
10億円の件が一応の解決を見せたかと思いきや、次は「100億」、正確には「100億円相当の商品」である。
第4話にて、合六と一香しか場所を知らない「秘密の金庫」に保管されていた貴金属などが奪われる事件が発生。犯人は、実は生きていた「本物の儀堂」だ。しかし儀堂によれば、奪った商品はすべて偽物にすり替えられていたという。
儀堂は一香が本物の商品をすべて盗み、自分に罪を着せようとしていると言い張る。早瀬に対しても「一香に騙されてる」と訴えかけ、夏海を殺害した真犯人が一香だという可能性も示唆する。一方の一香も、早瀬が儀堂に騙されていると主張し、儀堂が犯人だと言って譲らない。
そんな中、顧客に「100億を盗んだ犯人の命」を早急に差し出す必要があった合六は、早瀬をスケープゴートとして処分し、その後も儀堂は駒として利用すると言い始める。それを聞いた一香は、儀堂との「2人きりでの話し合い」を提案。なんらかの取引の結果、なぜか儀堂は主張を一転させ、犯人として名乗り出て処分されてしまうのだった。
しかし、その後一香は早瀬に対し、10億円を強奪したのも、夏海を殺害したのも、100億円相当の商品を盗んだのも自分だと白状。合六の組織を乗っ取るという野望を語り、早瀬は「利用しやすい存在」として生かしたのだと言い放った。
つまり、「10億強奪」も「100億強奪」もすべて一香が仕組み、巧みな立ち回りで周りに濡れ衣を着せ、罪を逃れていたことになる。
ただ、儀堂が「俺がやった」と言った時に驚いた様子だったり、その後複雑な表情を見せたりしているのを踏まえると、本当に今回の儀堂の死は「一香の計画通り」だったのだろうかという疑念が残る。すべてを白状したかに見える一香だが、何かまだ大きな秘密を抱えているように思えてならない。
ともあれ、信じていた人間に騙されていた絶望を味わった早瀬は、今までの自分を捨て「儀堂歩」として生きると決意する。別人と変貌していく彼は、果たしてどんな運命をたどっていくのだろうか。
第6話では、これまでの「10億強奪」と「100億強奪」の犯人が一香だという衝撃の事実が発覚。第二章からは早瀬vs一香の熾烈な戦いが描かれることとなるだろう。覚醒した早瀬の変貌ぶりも要チェックだ。


