■過去一アツいジムリーダーとの再戦

 クリア後の魅力的な要素のひとつとして、ストーリー中に戦ったジムリーダーたちとの再戦も挙げられる。その際、ジムリーダーたちの手持ちポケモンは強化されており、一度勝利した相手と油断していると痛い目を見る。

 中でも『スカーレット・バイオレット』でのジムリーダーたちとの再戦は、彼らのキャラクター性を深掘りする描写も見られ、大人に刺さる意味深なメッセージや興味深い裏話が聞けるなど、アツい仕様となっていた。

 『ポケモン』シリーズで初めてジムリーダーとポケモンリーグ四天王を兼任する「アオキ」は、どこかくたびれたサラリーマン風のキャラ。彼との再戦後、飛行タイプを使用する理由について「たまにはあなた(主人公)のような空を行く才能を見上げるのも必要だ」と語ってくれる。

 エスパータイプを使ってくるジムリーダー「リップ」は、自身を広告塔にしたコスメブランドを展開。華やかな業界にいるように見えるが、再戦後に彼女は業界で挫折した人が不幸になる現実の厳しさを語り、「それなら最初から才能なんて、ちょっともなければよかったのにね」と切ないセリフを投げかける。

 ほかにも『スカーレット・バイオレット』では序盤に戦ったジムリーダー「カエデ」からは、上層部から手を抜くように依頼されていたという裏話が聞けるなど、とにかくジムリーダーたちの掘り下げ方が素晴らしかった。


 今回は、歴代『ポケモン』シリーズのクリア後のお楽しみ要素の中でも、特に印象に残っている部分を振り返ってみた。これ以外にも紹介しきれないほど魅力的なコンテンツはたくさんあるが、皆さんがいちばん好きなクリア後の要素は何だろうか。

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