■ダイの動きを封じた能力! ドラムーンのゴロアが操る重力波

 バーンとの最終決戦を前に、ダイは仲間たちの尽力によって無傷でバーンパレスを進んでいた。しかしその道中、同行するレオナが突如として謎の触手に襲われてしまう。

 その正体はバーンパレスの動力源である「魔力炉」であった。レオナが放った大破邪呪文・ミナカトールによってバーンからの魔力供給が絶たれたため、魔力炉は自らエネルギーを求めて暴走したのだ。

 そして、この魔力炉を管理していたのが、ドラムーンと呼ばれるモンスター・ゴロアである。彼はお腹にある太鼓を叩き重力波を発生させて魔力炉を制御していたが、炉の暴走が激しく抑えきれない。

 レオナを救うべく、ダイは魔力炉本体をアバンストラッシュで攻撃しようとするのだが、その瞬間、ゴロアはダイに向けて重力波を放つ。この攻撃はただ相手の動きを封じるだけのものだが、当時すでに地上最強クラスの実力者となっていたダイを完全に拘束したという点で、その能力の強さは計り知れない。

 同様の効果を持つ呪文として、ポップが師・マトリフから伝授された重圧呪文・ベタンも挙げられる。かつてポップが使った際、ドラゴン数匹を押しつぶすほどの威力を見せていたが、バランには足止め程度にしかならなかった。

 そのバランをも超える強さに達していた当時のダイを封じ込めたゴロアの重力波は、ベタンを上回る威力を持っていたと考えられる。

 ゴロアはダイが落とした剣を使ってとどめを刺そうとするが、これが引き金となり、ダイは双竜紋の力を覚醒。結果的に詰めが甘かったゴロアだが、能力をもっとうまく使っていればよりダイたちの脅威になっていたのではないだろうか。

 

 ここで紹介したザムザ、ブロック、ゴロアは、いずれもバーンやハドラー、六大軍団長といった最高幹部ではない。しかし、彼らが持つユニークな特殊能力は、物語の重要な局面でダイたちを大いに苦しめた。

 特にザムザは、その後の超魔生物ハドラーの誕生につながるなど、ストーリーに大きな影響を与えた重要キャラクターでもある。まさかあんなに強いキャラだったとは想像できず驚いたのは、筆者だけではないだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3