「アクシズショック」を目撃した“貴重な証言”が…『逆襲のシャア』でアムロの近くにいた「意外な人物」たち ホワイトベースの元クルーにユウ・カジマも…の画像
「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム (アクシズ・ショックイメージカラー)」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 テレビアニメ『機動戦士ガンダム』から始まった、主人公アムロ・レイとシャア・アズナブルの長きにわたるライバル対決は、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で一応の決着を迎えた。

 その戦いのあと、地球に向かって降下し始めた小惑星「アクシズ」が、νガンダムを中心に広がった無数の光に包まれる。そして突如軌道を変え、地球から逸れていくという奇跡が起こったラストシーンはあまりにも有名だろう。

 後に「アクシズショック」と名づけられたこの不可思議な現象が発生した理由については、さまざまな説が唱えられている。一応、アムロが搭乗していたνガンダムに搭載されたサイコ・フレームが、その宙域にいた人々の思いを集約し、物理的な力に転換されたため……ともいわれているが、いまだ明確な答えは出ていない。

 しかし、多くの人々があの時に発生した光を目撃しており、劇中では生き残ったロンド・ベル隊やネオ・ジオンの将兵たちが目の当たりにしていた。また付近の宙域にいた人だけでなく、地球上からもあの光は確認されている。

 また、映画内では語られていないものの、『ガンダム』シリーズにおける主要人物も、現場でアクシズショックを目撃したとされている。そこで今回はアムロとシャアの戦いの終着点ともいえる、アクシズショックを実は目撃していた、ガンダム作品の意外なキャラクターを紹介していきたい。

※本記事には各作品の内容を含みます。

■実はアムロの近くにいたホワイトベースの元クルー

 今ノ夜きよし氏が描くコミック『機動戦士ガンダムF90FF』(KADOKAWA)では、『機動戦士ガンダム』に登場したホワイトベースの元クルー「ジョブ・ジョン」が、アクシズショックの現場にいたことが明かされた。

 このときサラミス改の艦内から光を見たジョブ・ジョンは「あれはアムロ、お前が見せている光なのか?」と涙を流している。またジョブ・ジョンは、「ゲタを使ってMSを全てださせるんだよ!」「アムロがあそこで地球を守ろうとしているんだぞ!」と仲間を叱咤する様子も描かれていた。

 『機動戦士ガンダム』から登場するジョブ・ジョンは、ホワイトベースのクルーの中でも数少ない正規軍人であり、さまざまな役割を兼任していた。

 才谷ウメタロウ氏のコミック『機動戦士ガンダム ピューリッツァー アムロ・レイは極光の彼方へ』(KADOKAWA)の中では、ジョブ・ジョンは一年戦争時に正規軍人でありながら民間人より活躍しなかったという悪評が立ち、後に軍を退役したことが明かされている。これはアクシズショックを見た直後だと考えられる。

 その後、作業用のMSパイロットなどをして食いつなぎながら、連邦の兵器研究機関「サナリィ」に所属。後の時代のフラッグシップMSにつながる「F90」の開発責任者となっている。

 ホワイトベース時代から仲間であるアムロが見せたあの光に、ジョブ・ジョンは何を見たのだろうか。

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