■シンジと急接近した意外な相手とは?(シン・エヴァンゲリオン劇場版)

 『エヴァンゲリオン』シリーズは1995年放送のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』から始まり、2021年に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作を締めくくる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で完結を迎えた。

 その4部作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に登場した新たなヒロインが、エヴァのパイロット「真希波・マリ・イラストリアス」である。

 作品の始まりからシンジと一緒に戦ってきた綾波レイや惣流・アスカ・ラングレー(新劇場版では式波・アスカ・ラングレー)とは異なり、マリの出自には不明な点が多く、シンジともそこまで深く関わってこなかった。

 しかし『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、マリがシンジを励ましたり、「必ず迎えに行くから待ってなよ、ワンコくん」と語ったりと、二人の距離は急接近していく。

 そして『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストで、マリはその言葉のとおり、マイナス宇宙に取り残されたシンジを迎えに行く役目を担う。それによって解き放たれたシンジが、最後の駅のシーンで一緒にいたのはマリだった。

 このときの二人の距離感はかなり近く、シンジはマリに対して「キミこそ相変わらず可愛いよ」と甘い言葉をささやくなど、とても親密そうな関係に見えた。そして「さあ行こう」と差し出したマリの手を握りしめ、二人が駆け出したところで物語は終わっている。

 ただし、このラストの描写が本当に恋愛関係を示唆しているのか、なぜシンジの相手がマリだったのか……など、ファンの間ではさまざまな考察が行われた部分でもある。

 しかし、これまでの作品の印象から、最終的にシンジはアスカと恋仲になるのでは……と思っていた視聴者が多かった。それだけに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の最後に描かれた意外な組み合わせに、驚いた人も多いのではないだろうか。


 主人公とメインヒロインのような王道のカップルが結ばれる結末は美しいが、視聴者が予想もしなかった意外なカップルが誕生する展開もアニメや漫画の醍醐味といえるかもしれない。皆さんがこれまでに一番驚いたカップル成立といえば、誰と誰を思い浮かべるだろうか。

  1. 1
  2. 2
  3. 3