■『ボーイハント』で天真爛漫の女性を演じた華原朋美
1990年代後半、プロデューサー・小室哲哉さんとのタッグでミリオンセラーを連発した華原朋美さん。
華原さんは歌手として絶頂期にあった1998年、フジテレビ系の月9ドラマ『ボーイハント』に出演した。観月ありささん主演の本作で、華原さんは恋愛に奔放でありながらもどこか憎めないキャラクター・屋祖島エリカを好演している。
当時の華原さんはバラエティ番組にも多く登場しており、その天真爛漫なキャラクターが魅力だった。『ボーイハント』でもそのイメージを崩すことなく、恋に悩み、ちょっと小悪魔的な雰囲気をまとう無邪気な女性を演じている。華原さん特有のハイトーンボイスと柔らかな口調は、繊細な恋心を歌う歌手としての姿と通じるものがあった。
その後、華原さんは2004年に放送された『水戸黄門』第33部の2時間スペシャルで、凄腕の女剣士役として登場している。乗馬を得意とする彼女は、本作でも見事に馬を乗りこなし、時代劇初出演ながら殺陣にも挑戦していた。
今や伝説として語り継がれる1990年代の歌姫たちは、ドラマという舞台においても、その才能を大いに発揮していた。
役柄を演じることで培われた集中力や表現力は、後のステージパフォーマンスにも大きな影響を与えたことだろう。改めて当時の出演作をチェックしてみると、彼女たちがなぜ時代を象徴するスターになったのか、その片鱗を演技の中に見出すことができるはずだ。


