こっそり試した…平成時代、小中学校で大ブームになった「おまじない」を振り返る 懐かしのガラケーを使ったものもの画像
雑誌『My Birthday』1997年5月号(実業之日本社) 撮影/ふたまん+

 「好きな人の写真を生徒手帳に入れておけば両想いになる」「小指の爪だけを伸ばせば願いが叶う」など、昔はさまざまな「おまじない」が存在した。

 特に1980年代〜2000年代にかけては、『My Birthday』(実業之日本社)などをはじめとした、おまじないに関する書籍も本屋で多く見かけたものである。科学的根拠がないと分かってはいながらも、おまじないで願い事を叶えようと試みた人は少なくないだろう。

 そこで今回は、主に子どもの頃に実践したおまじないや、ブームになったものを一気に集めてみた。必死に願い事をしていた純粋な気持ちを思い出しながら、ぜひ当時を振り返っていただきたい。

■文房具を使ったおまじない:消しゴムに願いを込めて…

 まずは、消しゴムやシャープペンシルなど、文房具を使ったおまじないを見ていこう。おまじないはたいてい学校で流行るため、身近な文房具を使ったものは数多くあった。

 代表的なのは、「新しい消しゴムに好きな人の名前を書き、最後まで使い切ったら相手と両想いになれる」というもの。とても簡単な方法なので、実践者は多いだろう。

 また、「シャープペンシルを好きな人の名前の文字数だけノックし、長く出した芯を折らずにハートマークを描いて塗りつぶせば両想いになれる」というものもあった。

 このほかにも、「好きな人の机に自分のフルネームをこっそり書く」、「鉛筆に好きな人の名前を書いて転がし、その面が出たら想いが届く」など、文房具を使ったおまじないは多岐にわたる。今考えると、退屈な授業を楽しくやり過ごすための、ささやかな遊びでもあったのかもしれない。

■身につけるおまじない:ミサンガやロケットも!

 文房具と同様に、何かを身につけるタイプのおまじないも流行った。

 筆者が学生の頃は、「ミサンガ」が大ブームであった。ミサンガとは色とりどりの刺繍糸を編み込んだアクセサリーで、手首や足首に巻きつけて使用する。願いを込めて編んだミサンガを身につけ、それが自然に切れると願いが叶うと言われたものだ。

 また、1980年代には大切な人の写真などを入れて身につける「ロケットペンダント」も流行った。これはおしゃれなファッションアイテムでもあったが、片想いの相手の写真を入れ、両想いになれるようおまじないとして持つ人も多かった記憶がある。

 これらを身につけたからといって、必ずしも願いが叶うわけではない。それでも、ふとアイテムが目に入るたびに、少し気分が上がったのは確かだ。

■日常に潜むおまじない:見るだけでラッキーになれる

 続いて、特定の何かを見るだけで幸運が訪れるというおまじないを紹介する。

 筆者の子ども時代に流行ったのは、「飛行機」にまつわるものだった。飛行機を見つけたらすぐに手を2回叩き、両手の親指と人差し指で作った四角の中に飛行機を収めると願いが叶うというもので、休み時間になると多くの生徒が空を見上げて飛行機を探していた光景が思い出される。

 また、「黒地に黄色の文字で書かれた車のナンバープレートを見つけたらラッキー」、というおまじないもあった。通称“クロッキー”と呼ばれるこの車を見つけるおまじないは、現代の子どもたちの間でも続いているという。

 日本では古来より「白ヘビを見ると金運が上がる」「茶柱が立つと良いことがある」など、何かを見ることで幸運が訪れるという言い伝えが多い。今後も、時代に合わせて幸運を呼び込むとされる新たなアイテムが次々に登場しそうだ。

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