■武器を使っての最強は?

 武器を使用するキャラクターも複数登場するが、その中で群を抜いているのが宮本武蔵だ。最強の剣豪が現代に蘇るという形で参戦した彼は、ひとたび刀を持つと禍々しい気を放ち、圧倒的な強さを見せつける。

 作中には烈海王、本部以蔵、柳龍光、ヘクター・ドイルといった武器使いの猛者がいるが、武蔵の前では全員が霞んでしまう。また武蔵の腕力は、手に持った青竹を一振りでバラバラにしてしまうほどで、実際に剣を持たずとも、“イメージの剣”だけで相手を怯ませる気迫の持ち主でもある。

 そんな人物が本気で刀を振るえばどうなるか、その結果は火を見るより明らかだ。しかし武蔵は、現代のファイターたちの戦い方を楽しむため、すぐには刀を抜かない。そのために隙が生まれて不覚を取ることもあったが、これは簡単にはやられやしないという自信のあらわれでもある。

 そして、彼が本気で刀を抜くと気配が一変し、勝負は一瞬で決着する。中国拳法の達人・烈海王は腹部を一閃されて死亡、日本一の喧嘩師・花山薫は左目を斬られ、あのピクルでさえも敵前逃亡した。それだけ刀を握らせると危険なキャラクターということだ。

 

 『刃牙』シリーズには多彩な強キャラが登場し、それぞれの個性がどのようにぶつかり合うのかも見どころだ。総合的な最強を1人選ぶとするなら、やはり勇次郎だろうが、各分野のトップが誰なのかあれこれ考えてみるのも楽しい。今後どんな最強候補が出てくるのか、これからの展開も目が離せない。

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